NHKスペシャル

“栄光への架け橋” ふたたび ~密着 体操男子団体~

「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架橋だ!」

アテネ五輪で28年ぶりに団体金メダルを獲得した日本体操男子。その前に大きく立ちはだかるのは中国だ。一昨年、去年の世界選手権・団体で優勝。日本は最強のライバルを相手にどんな戦略で挑もうとしているのか。

具志堅監督は少なくとも、2点差以内で最終の鉄棒に持ち込めれば勝てると判断。決勝最初の種目・床で圧倒し、苦手のつり輪を最小点差で抑えれば、金メダルを取れると考えている。

カギを握るのはエースの冨田洋之(29)と、五輪初出場の沖口誠(22)、内村航平(19)、坂本功貴(21)の3人だ。北京五輪まで残り2か月。この時期に難度の高い技を取り入れるのはリスクが大きい。しかし連覇には、ベテランの更なる努力と、潜在能力を秘める若手3人の成長は欠かせない。

番組では、日々練習に向き合う日本代表選手に密着。北京五輪に挑むまでの格闘と成長を記録しながら、連覇に挑む体操団体の戦略を追う。