NHKスペシャル

ホリエモン 虚飾の膨張

わずか10年でライブドアを急成長させ、「勝ち組」の象徴として、新しいIT時代の寵児となった堀江貴文前社長。捜査が進む中、表の華やかな成功物語とは全く違う、虚飾に満ちた"ホリエモン"の実像が浮かび上がってきた。

異例の株式分割を繰り返し、実際の企業価値以上につり上げられた株価。複雑な金融システムを駆使し、莫大な利益を還流させる錬金術。時間外取引などを使った強引な企業買収。「時価総額・世界一」の企業になることを旗印に、見せかけの膨張を繰り返していた。そして多くの投資家が、その実態を知らないまま資金を注ぎ込み、"ホリエモン"のさらなる膨張を支えた。

新体制になったライブドアでは、今、コンプライアンス委員会を立ち上げ、社員一人一人が、「何が問題だったのか」「会社を再生させるためには何が必要なのか」、問い直し始めている。

IT時代の到来、株式市場の自由化という大きな転換期に生み落とされた"ホリエモン"。市場万能主義、拝金主義への傾倒、そして格差社会…。"ホリエモン"に象徴される日本社会のこの10年の変貌と、危険な膨張を止められなかった株式市場の未熟さを問う。

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