NHKスペシャル

耐震偽装はこうして行われた

いま、建物の安全性に対する根本的な信頼が大きく揺らいでいる。先月、姉歯秀次元建築士が、耐震強度を偽装したことが発覚し、震度5強の地震で倒壊する恐れのあるマンションなどが次々と見つかっているのだ。
突然、住まいが危険だと通告された住民は、移転を迫られる一方で多額のローンを抱え、今後の生活に不安を抱えている。
偽装を生み出した問題の核心はどこにあるのか。国会でも参考人質疑と証人喚問が行われたが、当事者達は互いに責任をなすりつけ合うだけで、真相解明には至っていない。
どのように耐震強度の偽装は行われたのか。安全性を無視してまで推し進められた当事者たちのコスト削減とはどのようなものだったのか。建物の安全性をチェックするはずの検査機関はなぜ偽装を見過ごし続けたのか。
番組では、姉歯氏や木村建設などへの独占インタビューに成功。当事者たちの証言から、問題の核心に迫る。

  • 耐震強度が偽装されたマンション
  • 姉歯元建築士が偽造した構造計算書