NHKスペシャル

超巨大地震が日本を襲う ~連動する東海・東南海・南海~

東海・東南海・南海地震が連動しM8.7の超巨大地震が起きる可能性が高まっている。国の被害想定では、揺れと津波による死者は2万8千人。しかし、最新の研究から、被害は想定を上回ることが分かってきた。被害の全貌と対策を検証する

未曾有の大災害になった去年12月のインドネシア・スマトラ沖の巨大地震。それと匹敵する巨大地震が今世紀の前半にも日本列島を襲うと予測されている。太平洋沖の海底を震源とする「東海・東南海・南海」地震の同時発生だ。最新の研究から、3つの地震は連動して起きる可能性が高いと分かってきた。同時発生した場合、地震の規模はマグニチュード8.7。国の被害想定では、東海から九州にかけて震度6弱以上の激しい揺れと最大10mを超す津波が襲い、最悪の場合およそ2万8千人が死亡するとされている。はたして近代都市は巨大地震に耐えられるのか。被害の全貌を明らかにするとともに、対策の現状と課題を検証する。

  • 長周期地震動が超高層ビルを襲う
  • 『東海・東南海・南海地震』
    同時発生シミュレーション
  • 津波による地下街水没シミュレーション