NHKスペシャル

私を襲った津波 ~その時 何が起きたのか~

1000年に一度とも言われる東日本大震災の「巨大津波」。多くの市民がその様子を撮影し、膨大な映像が残されたが、実は「映像に記録されていない」さまざまなメカニズムと恐ろしさがあることがわかってきた。「あの日、津波はどのように動き命を奪ったのか」。番組は、津波にのみ込まれた人たちの体験を各々の目線で描き、そこに専門家の最新の研究成果を組み合わせて、「あの日の津波」に改めて向き合う。
番組で伝えるひとつの現場は岩手県釜石市。スーパーコンピューター“京”を使い、津波が町をどのように襲ったのか1秒単位で再現する研究が進められてきた。その結果、ある時間、ある場所で、何メートルの高さの津波がどの方向からどのくらいの流速で進んだのか、明らかになった。番組は、CGやVFXなどさまざまな映像表現を使い、映像に残されていないものの「映像化」を行いながら、あの日の津波の詳細を伝えていく。