NHKスペシャル

史上最大の救出 ~震災・緊急消防援助隊の記録~

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東日本大震災の発生直後、津波で1万人以上が孤立し、最大の救助現場となった宮城県。このとき自衛隊や警察、海上保安庁などとともに人命救助に駆けつけたのが、全国各地の消防に所属する「緊急消防援助隊」だった。被災自治体だけでは大災害に対処しきれないという阪神・淡路大震災の反省から生まれた仕組み。全国規模で隊が動くのは史上初めてのことだった。
精鋭部隊による見事な救出劇。一方で、津波による溺死を免れながら低体温症で亡くなった人々など、救えなかった命もあったことを隊員たちは今も胸に刻んでいる。
あのとき何ができて、何ができなかったのか。隊員たちの証言と最前線の救助活動を記録した貴重な未公開映像を読み解き、次の災害で1人でも多くの命を救うために必要な教訓を探る。