NHKスペシャル

シリーズ東日本大震災 救えたかもしれない命
~災害死・4年目の検証~

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東日本大震災において、津波や火災などで亡くなったいわゆる“直接死”は1万5885人(警察庁調べ)。病院が被災して必要な医療を受けられなくなったり、過酷な避難生活によって体調を悪化させたりするなど、震災による間接的な影響で命を落とした人(震災関連死)は、発災直後の1週間で449人、ひと月で1156人にのぼる。この中に“救えた命”はどれくらいあるのか?震災から3年が過ぎた今、被災地で救命活動に携わった関係者によって検証が進められている。番組では、災害医療センターが進めている病院調査に加え、警察から入手した検死データ、防災ヘリコプターの運行記録、約380チームにのぼるDMAT(災害派遣医療チーム)の活動報告書などを独自に分析。“救えた可能性がある死”の一例一例について、その経緯や原因について徹底検証し、どうしたら南海トラフ地震をはじめとした大規模災害において、犠牲者を一人でも少なくできるか?そのヒントを探る。