NHKスペシャル

シリーズ日本新生 仕事と子育て
女のサバイバル 2013

男女雇用機会均等法が施行されて四半世紀が過ぎても、「出産を機に会社をやめる女性が6割」という先進国の中で最悪の状況はまったく改善されていない。女性の社会進出度ランキングは、世界135か国中101位という極めて低い水準となっている。若い世代の女性たちの間には、社会進出に対する“あきらめムード”さえ漂い、「夢は専業主婦」という女子学生も増えている。
女性の社会進出が進まない背景にあるのは、まずは“ワークライフバランス”を唱えながら、長時間労働が当たり前の「会社」。ママさん社員が定時に帰宅することが難しかったり、子育てをしながら懸命に働いても評価されない。さらに、女性が働くことに対して依然として無理解な夫や親、時には職場の同僚やママ友といった同性までもが敵に回ってしまう「世間」、そして子どもを「保育園」に預けられず、“育休切り”にあってしまう「社会」。
どうすれば、こうした強固な壁を崩し、女性が「フツー」に働ける社会を実現することができるのか?スタジオには怒れる女性たちが大集合、男性陣に怒りをぶちまけるとともに、女性が生き生きと働く先進的な取り組みも紹介。有識者も加わり、徹底的に対策を考えていく。