NHKスペシャル

"いのちの記録"を未来へ ~震災ビッグデータ~

1万8500人もの死者・行方不明者を出した東日本大震災。今、関係各機関が持つ膨大な災害情報=「震災ビッグデータ」から震災の全貌を明らかにする動きが広がっている。
去年9月からNHKやグーグル日本法人、ツイッター社など8社・団体が、それぞれが有する膨大な災害関連情報を持ち寄り、解析を試みている。さらに、このビッグデータを利用して「新たな防災ツール」を構築しようと、産官学を越えてさまざまなプロジェクトも立ち上がっている。
番組では、あの日人々が何を求め、どう行動したのか、残された映像などからだけでは分からなかった東日本大震災の全貌を「ビッグデータ」から解き明かす。被災地の数十万人の行動の軌跡、車載カーナビに残された車の走行記録、震災1週間でつぶやかれた1億8千万のツイートなど、さまざまなビッグデータから、あのとき大震災と向き合った1人1人の命を見つめていく。