NHKスペシャル

映像記録 3.11 あの日を忘れない

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「3月11日」に撮影された膨大な映像は、私たちが忘れてはならない、そして「未来への教訓」を得る原点となる記録である。番組では、映像を「被災者一人一人の“行動と心理”が刻まれた記録」として見直し、「あの日、何が起きたのか」「地震や津波は日本各地をどのように襲ったのか」「その時、人々はどのように行動したのか」を明らかにしていく。
各地で捉えられた「3分近くの未曾有の揺れ」の映像には今回の「地震波」の特徴が映し出され、「地震から津波が来るまでの30分間の映像」には、「道路の陥没」や「液状化」で車が動けない様子、「肉親の安否確認」や「散乱した室内の片付け」のために人々が安全な場所に移動できなかった姿などが記録されている。そして「巨大津波が押し寄せる映像」には、津波が町をどう襲ったかだけでなく、「失われた故郷、そして家族の姿」が刻まれていた。福島の警戒区域で撮影されていた津波の映像、町全体が壊滅した岩手県の陸前高田で見つかった新たな映像には、婚約者や両親の最後の姿が映し出されていた。
被災地、そして、全国から集められた膨大な映像を元に、あの日を見つめ直していく。