NHKスペシャル

世界初中継 宇宙の渚

古川聡さん

青空が漆黒の宇宙へと変わって行く、高度数十~数百キロ。そこに“宇宙でも地球でもない世界”「宇宙の渚」がある。地上の渚で様々なものが寄せては返すのと同様、宇宙の渚では地球と宇宙の間で絶えずやりとりが行われている。このやりとりがオーロラや流星など、様々なスペクタクルを起こす。しかしこの絶景は、これまでカメラの感度が足りないために地上に伝えることができず、宇宙飛行士しか見ることを許されなかった。そこでNHKはJAXAと共同で、テレビ史上初めて、国際宇宙ステーションに超高感度カメラ(新開発)を持ち込み、宇宙の渚で繰り広げられるスペクタクルをお茶の間に、しかも生中継で届けることに挑戦する。
9月18日、国際宇宙ステーションに長期滞在中の古川聡宇宙飛行士がカメラマン兼リポーターを務め、「宇宙から見るオーロラ」「地球から宇宙への放電閃光現象・スプライト」「雷のまばゆい閃光」「地球に向かって突き刺さる流星」「日本の夜景」「宇宙の日の出」といった、これまで見たことのない光景を生放送で伝える。生放送番組は、BSプレミアムと総合テレビで延べ4時間15分。その最後の73分をNHKスペシャルとし、当日の番組の集大成とする。