NHKスペシャル

菅vs小沢 民主党はどこへ

菅直人氏と小沢一郎氏の全面対決となった民主党代表選挙。結果は、菅氏の再選となった。

市民運動出身を自負し、「クリーンでオープンな政治」を掲げる菅氏と、数々の権力闘争を経て、党内で最大勢力を率いる「剛腕」・小沢氏。2人は、2003年に民主党と自由党の合併を実現、鳩山氏を加えた「トロイカ体制」で政権交代の立役者となった。
しかし、菅氏は「脱小沢」を掲げ、総理大臣に就任。今回の代表選挙では、「菅」と「小沢」という2つの政治路線のどちらを選択するかを問う、日本の政治にとって重要な節目となった。
菅総理大臣は、今後、民主党内をどうまとめていくのか。そして、経済や外交などの山積する政策課題や野党側が民主党への対決姿勢を強める「ねじれ国会」にどう対応していくのか。菅内閣の政権運営が問われることになる。

政権交代から1年、民主党、そして日本政治はどこへ向かうのか。番組では、代表選挙後の政局を取材するとともに、民由合併から政権交代、そして今回の代表選挙までの7年間を当事者のインタビューを交えて検証し、日本政治の行方を探る。