アテネ五輪・女子マラソン金メダリスト、野口みずき。北京でも金メダルに挑む。しかし、これまで五輪の女子マラソンで連覇を果たした者はいない。北京ならではの難コースが、野口を待ち受けている。

極端に狭くなる道幅、石畳と急カーブ。位置取りや仕掛け所が非常に難しい。一番警戒しているのが“路面の硬さ”だ。脚の筋肉への負担が大きく、後半にスピードを失いかねない。対策として打ち出したのが「脚筋力の強化」と「ロスの少ないフォームの完成」。野口はこれまでにないハードな日々を送っている。

一方、連覇を阻もうと強力なライバルたちも動き出している。世界最高記録を持つイギリスのラドクリフ。そして地元のコースを熟知する中国の周春秀。番組では、野口みずきの北京五輪直前までを記録。幾多の困難を乗り越え目指す“連覇への道のり”を追う。