NHKスペシャル

自民 VS 民主 二大政党はどこに向かうのか

福田康夫 小沢一郎

自民党と民主党が衆・参別々に主導権を握った「ねじれ国会」。その中で突如浮上した大連立構想は、二大政党の本格的対決を期待していた有権者に大きな衝撃を与えた。結局は破談に終わったが、福田首相と小沢代表、2人の党首はそれぞれどんな思惑を持って大連立を構想したのか。そこには、この十数年来日本政治が向かってきた「政権交代可能な二大政党の時代」の到来に向きあう、両党の思惑、そして深い苦悩があった。
「対決か協調か、どうやって政策を実現するのか?」「二大政党時代を担うに足る政権担当能力とは?」「政権を賭ける次期衆院選に向けた覚悟は?」…本格的な二大政党時代の試金石とも言えるこのねじれ国会で、福田・小沢両党首は何に直面し、どう決断を下したのか。そして両党は政権交代の可能性も視野に入れた激しい攻防の中で、どう変わろうとしているのか。
「ねじれ国会」の試練に直面し苦悩する二大政党の姿は、いまの国会状況を生み出した「民意」である私たち有権者自身の責任と覚悟を問うものともいえるだろう。取材班は両党のキーマンたちに密着。ねじれ国会の攻防の深層に迫り、両党が、そして日本政治が今後どこに向かおうとしているのかを探る。

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