NHKスペシャル

介護の人材が逃げていく

「超高齢社会」を支える介護の現場が深刻な人手不足に見舞われている。厚労省は今後10年間で介護職員を現在の100万人から150万人に増やす必要があると試算するが、きつい仕事に見合わない安い賃金が嫌われ、1年間で4人に1人が辞めていく。こうして高級有料老人ホームなど一部の大型施設を除き、多くの施設が人手不足から介護の質も保てない状態だ。
番組では、世界一の高齢人口を抱える東京を舞台に、施設どうしの人材争奪戦、その裏で職員が次々と職場を去っていく現状、さらにその間隙を縫うように進出を窺うフィリピン人ヘルパー養成の様子などを取材。私たちの老後を支える介護の現場でいま何が起きているのか、描いていく。

・TOKYO介護ウォーズ ~人材争奪戦の現場~
・小規模グループホームの苦闘 ~人材流出の危機~
・フィリピン人介護士がやって来る ~急ピッチで進む人材育成~

など