NHKスペシャル

「首都直下地震 浮かび上がってきた危険」

もし、首都直下で大地震が起こったら・・・。今年、全国各地で不安を高めるきっかけとなったマンションの耐震偽装事件。さらに住まいの耐震性だけでなく、地盤や、埋め立て地の構造や護岸など、これまで見過ごされてきた“危険”が、最新の調査・研究から明らかになってきている。倒壊危機の恐れのある古いマンション群、住宅地での地滑りの可能性、護岸の崩壊から水没する懸念のある地域・・・。

戦後復興、高度経済成長期から今に至るまで、拡大に拡大を続けた「都市」の意外なもろさが浮かび上がる。

今まで見過ごされてきた“危険”、その被害を減らす対策は可能なのか。そして「減災」を阻む壁は何なのか。

番組では、巨大地震の可能性が指摘され、全国の都市の課題が象徴的に浮かび上がる首都圏をベースに、見過ごされてきた危険の実情とその対策を検証していく。