NHKスペシャル

日中は歴史にどう向きあえばいいのか

田中角栄と周恩来

日本と隣国中国の間には近年軋轢(あつれき)が絶えない。靖国参拝問題などによって、首脳会談も途絶えている。日中間には、歴史問題、戦争責任の問題が深い陰を落としている。

この番組では、戦後日中の外交の舞台で戦争責任・歴史問題に関わってきた双方の当事者を取材することを通して、両国がこの問題をどのように処理してきたのかを検証する。そこからは、例えば1972年の日中国交正常化の時から、両国の戦争責任に対する立場に大きな違いがあったことなどが浮かび上がってくる。

こうした検証にたった上で、番組後半では、有識者の討論によって、日中が歴史にどう向き合えばいいのかを探っていく。