NHKスペシャル

ドキュメント北朝鮮 第3集 「核をめぐる戦慄(せんりつ)」

昨年、核兵器の保有を宣言した北朝鮮。6か国協議も断続的に続けられてきたが、核兵器の一方的な放棄を不当だと主張する北朝鮮とアメリカの溝は深く、先行きは不透明なままである。北朝鮮の核兵器開発はどこまで進み、開発に隠された意図は何なのか。私たちは、旧ソビエトやアメリカで取材を進め、北朝鮮の核開発に関する資料を入手、さらに北朝鮮と向き合ってきた政府当局者60人あまりに取材した。そこから見えてくるのは、当初、北朝鮮の核兵器開発の意図を見過ごしていたアメリカが、「瀬戸際外交」に翻弄される現実であり、一貫して核兵器開発を放棄しようとしてこなかった北朝鮮の姿である。