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地震にそなえる

救急車がくる前に! 心肺蘇生法

事故や病気により心臓が停止した場合、約4分で脳に重大な障害が発生します。その場に居合わせた人が心肺蘇生法を実施することは、命を助けることにつながります。当時、救急救命士として活動していた田村さんは、阪神淡路大震災でも、応急手当の大切さを改めて思い知らされました。

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  • (1)反応を確認する
    傷病者の耳もとで「大丈夫ですか」または「もしもし」と呼びかけ、反応があるかないかをみる。

  • (2)助けを呼ぶ
    反応がなければ大きな声で「誰か来て」と助けを求める。
    協力者が来たら「119番へ通報し、AEDを持って来てください」と指示する。

  • (3)気道の確保
    片方の手の平を額に置き、もう一方の手の人差し指と中指を下あごの先の骨の部分に当て、あごを持ち上げ気道を確保する。

  • (4)呼吸の確認
    ほおを傷病者の口・鼻に近づけ呼吸の音を確認するとともに自分のほおに傷病者の吐く息を感じ取る。胸や腹の上下の動きを10秒以内で調べる。
    ※「普段どうりの呼吸」をしていなければ、「呼吸なし」と判断する。

  • (5)人工呼吸の開始
    気道を確保したまま、額に当てた手の親指と人差し指で鼻をつまむ。大きく口をあけ、傷病者の口を覆い、空気が漏れないようにして1秒かけて胸が軽く膨らむ程度吹き込む。これを2回実施する。

  • (6)胸骨圧迫
    人工呼吸の後、傷病者の胸の真ん中に手の平の根元を置き、他方の手をその上に重ね、そのまま両ひじをまっすぐに伸ばして、体重をかけ、胸が4~5㎝下方に圧迫されるように、1分間に100回の速さで30回圧迫する。

    (7)心肺蘇生法の実施
    30回の胸骨圧迫と2回の人工呼吸を繰り返し実施する。救急車が到着し、中断の指示があるまで継続する。傷病者が動き出す、普段どおりの呼吸を始めるなどの反応があれば、心肺蘇生法を中断し、回復体位にする。

紹介者プロフィール

神戸市消防局 田村公宏さん
20100611/神戸市中央区三宮、神戸市長田区/NHK

阪神淡路大震災当時は救急救命士として生田消防署に勤務していた。
その後、生田・須磨消防署の救急隊長を経て救急振興財団救急救命東京研修所の教官として、全国消防本部から選出された。そこで2年半の間、救急救命士候補生の教育指導にあたる。
神戸に戻ってからは神戸市消防学校の教官として、神戸市消防職員等や兵庫県救急救命士養成所研修生の教育指導。主に救急に関する指導にあたる。
現在は神戸市垂水消防署 救急係長。「救急は常に基本が大切であること。基本は質のある絶え間ない胸骨圧迫である。」と職員や市民に指導を続けている。