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(1)災害時は、水を運ぶポリタンクなど、なかなか手に入らないものです。そこで、段ボールを使います。箱の底と側面を布製のガムテープでしっかりと補強します。
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(2) 45リットル程度のごみ袋を2つ、図のようにセットします。
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(3)それぞれのポリ袋に7~8分目程度水を入れます。とても重くなるので台車があると便利です。
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(4)袋の口を縛ります。すると水がこぼれません。
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(5)バケツで水を運ぶときも、一枚ポリ袋をかぶせるだけで、衛生的。
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(6)ポリ袋の口を縛れば、運搬中でも水がこぼれません。
地震にそなえる
毎日水を運ぶことになる! 水の運び方の工夫
阪神淡路大震災では、水道の完全復旧に3か月かかりました。生活に欠かせない水を、毎日、給水車から家まで運ぶ。これが被災者の方々の日課となりました。その量は、毎日数十リットル。運ぶ容器もろくに無いなか、どうやって重い水をこぼさずに運ぶかのご提案です。


紹介者プロフィール

神戸市東灘区 坂本廣子さん
20091223/神戸市東灘区/NHK料理研究家。サカモト・キッチンスタジオ主宰。
神戸生まれの神戸育ち。幼児期からの食育を30年以上前から提唱。「台所は社会の縮図」として、食育、介護、防災、食の村おこしなど、広く問題解決に取り組む。
阪神・淡路大震災当時は東灘区の自宅で被災。
その経験をもとに、台所からの「頑張らない防災」を提唱している。