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ラジオ第2 2019年7月1日(月)の放送内容

“原爆とは” 留学生が問う日米の温度差

STUDENT SPARKS DEBATE OVER MUSHROOM CLOUD LOGO

2019年6月13日のニュース

英語タイトルのSTUDENT SPARKS DEBATE OVER MUSHROOM CLOUD LOGOは「生徒が、キノコ雲のロゴをめぐって議論を巻き起こす」です。
日本人留学生が、留学先の高校のロゴマークに原子爆弾でできたキノコ雲が使われていることに疑問を感じ、校内向けの動画メッセージで生徒たちに問いかけました。それを地元紙が報道し、議論は学校の外に広がりました。
多くの日本人が、この交換留学生の勇気ある行動のおかげで、アメリカには今も原爆投下への貢献について誇りを感じている街があることを知り、衝撃を受けました。この機会に、戦争史観の違いについて改めて考えたいと思います。

A video message by a Japanese high school student has sparked a debate in the United States. She found a school in Washington State had a mushroom cloud from an atomic bomb as its logo. And coming from a country that suffered atomic bombings, she questioned whether that was appropriate.

(Nonoka Koga)
"Those who were bombed were civilians, not soldiers."

Koga made the video while she was studying at the high school as an exchange student. The logo was used all over the school.
The school is in the city of Richland. The city developed thanks to the nuclear industry. Plutonium for the atomic bomb dropped on Nagasaki was produced here. The word "atomic" is everywhere.
Koga's message sparked arguments. Some people said the school logo should be changed. Others said they were proud of the role the atomic bombs played in ending World War II.
番組やホームページで題材にする英語ニュースは、放送から一定期間が経過したニュースです。そのため、現在は状況や事実関係が異なっている場合があります。
日本人の高校生によるビデオメッセージが、アメリカで議論に火をつけました。この女子高校生は、ワシントン州の高校が原子爆弾のキノコ雲を学校のロゴにしていることを知りました。原爆の被害を受けた国から来た女子高校生は、これが適切なことかどうか疑問を投げかけました。
古賀野々華さんはビデオメッセージの中で、「原爆の投下を受けたのは民間人でした。戦闘員ではなかったのです」と述べました。
古賀さんは交換留学生として、その高校で勉強している間に、このビデオを制作しました。ロゴは学校中で使われていました。
その学校はリッチランド市にあります。リッチランド市は原子力産業の恩恵で発展した街です。長崎に投下された原子爆弾に使われたプルトニウムはここで作られ、「原子力」という言葉を至る所で見かけます。
古賀さんのメッセージは論争を巻き起こしました。学校のロゴを変えるべきだと言う人もいました。また、第2次世界大戦を終わらせるうえで原爆の果たした役割に誇りを感じると言う人もいました。
この日本語は学習用に英文ニュースを和訳したものであり、実際の放送された日本語のニュースと表現が異なる場合があります。
spark
debate
mushroom cloud
atomic bomb
appropriate
bomb
civilian
exchange student
plutonium
atomic
argument
proud
ここでの日本語訳は、該当する英語ニュースでの使われ方をベースにしています。名詞[名]は「名詞句」を含みます。句動詞[句](Phrasal Verbs)とは、英語で「動詞+副詞」または「動詞+(副詞)+前置詞」によって構成されて特別な意味を生じ、まとまって1つの動詞のように機能する定型のフレーズのことです。