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色鮮やか!三浦の大漁旗

  • 2024年5月31日

大漁と安全を祈願する大漁旗。色鮮やかですよね!実は大漁旗の絵や色には深い意味があるんです。神奈川県三浦(みうら)市の工房に、首都圏ネットワーク「おでかけしゅと犬くん」の黒田菜月キャスターとしゅと犬くんが訪ねました。

色鮮やか!大漁旗

訪ねたのは、マグロで知られる三崎(みさき)漁港の近くにある染め物店。中庭には、この日、色付けしたばかりの大漁旗が干してありました。色がとっても鮮やかですね!しゅと犬くんも興味津々!さっそく工房を見せてもらいました。

絵と色にも意味が

工房では、7代目の三冨由貴(みとみ・よしたか)さんが大漁旗の色付けをしていました。大漁旗は船に掲げるので、遠くから見ても分かるように色鮮やかに作っているそうです。そして、立派なカツオ!絵には意味があるのだそうです。

三冨さん

カツオには”漁に勝つ”という意味があります。三崎はマグロで有名ですが、マグロ船以外の船も"マグロのように大きな魚を獲る"という願いからマグロの大漁旗を作ることもあります。

三冨さんがカツオのお腹に塗られた青色と紺色の境目をはけでこすると、色が混ざり合ってグラデーションに。カツオに立体感が出てきました。

カツオ!迫力があります!

黄色のふちは、色付けの前に、のりで描かれた線です。ケーキの上にクリームを搾り出すのと同じように、袋に入れたのりを搾り出しながら描いていきます。思ったように描けるようになるまで10年以上かかるそうです。色付けのあとに旗を洗うと、のりが落ちて下の生地が現れて、白いふちどりになります。だから大漁旗の絵がくっきりと見えるんですね!のりを乾かして、色を付けて乾かして、洗って乾かして...。なので、晴れ間が多くて湿度が低い5月は、大漁旗を作るのにうってつけなのだそうです。

お祝い用の飾り旗も

端午の節句の飾り旗

三冨さんは、大漁旗と同じ工程でお祝い用の飾り旗も作っています。こちらの旗は、子どもの成長を願って端午の節句に飾る旗。子どもの誕生を祝う旗や、学校の運動会に合わせたクラス旗を作ることも。こうした飾り旗を年間300枚以上、作っているそうです。

しゅと犬くんの大漁旗!

こちらの工房では、ミニ大漁旗の色付けが体験できます。小さな子どもでも、できるそうです。黒田キャスターもしゅと犬くんにあげる大漁旗づくりに挑戦!三冨さんに、三浦ならではのマグロの絵と「しゅと犬くん」の文字を入れた生地を用意してもらいました。

染料を組み合わせて希望する色に調合

大漁旗の背景の色をしゅと犬くんのスカーフと同じ緑色に塗りたい!とお願いすると、三冨さんが染料を調合してくれました。

”ぼくの大漁旗 かっこよく作ってね!”

色付けには性格が出るそうで、慎重に細かくていねいに塗るタイプと、思い切りよく塗っていくタイプと。黒田キャスターは、思い切りタイプ。実は、筆をさっと動かして塗るほうが途中で乾かないので、むらなくきれいに塗れるのだそうです。1時間ほどで色付けが終わりました。体験は3500円から。事前予約が必要です。

後日、完成した大漁旗を三冨さんが送ってくれました。しゅと犬くんが、かっこよくできてうれしいわん、と喜んでいます。自分で大漁旗を作るのは、思い出にもなりました。

三冨さん

手作りならではの良さを、ぜひ肌で体験してほしいです。

三冨さんが繰り返し言っていたのは、実際に手を動かして作ってみることの大切さ。物がどのように作られているのか、機械にはできない手作りのよさがどんなところなのかを体験を通して感じてほしいと言っていました。

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