横浜港にそびえ立つ、“動くガンダム”。人気アニメ「機動戦士ガンダム」と同じサイズで、アニメから飛び出てきたかのよう。横浜の新たな観光スポットになっていましたが、来月(3月)で公開を終えることになり、見納めを盛り上げるイベントがみなとみらい地区で行われます。
“動くガンダム”は、横浜港の山下ふ頭で4年前(2020年)に公開されました。
人気アニメ「機動戦士ガンダム」の設定と同じく、高さが18メートルあり、腕や足が動くのが特徴です。まるでアニメの世界から飛び出てきたかのようなその姿は、存在感抜群。
横浜の新たな観光スポットとして広く親しまれてきました。
市によりますと、これまでに訪れた人は130万人以上で、とくにアジア圏など外国人観光客が多いということです。
もともと期間限定でしたが、事業者の意向で、来月31日に公開期間を終了することになりました。その後は解体されるということです。
見納めを盛り上げようと、市の呼びかけで、みなとみらい地区をガンダムで彩るさまざまなイベントが、今月26日から行われることになりました。
歩く歩道には
みなとみらい地区を訪れる多くの人が利用する、JR桜木町駅近くの動く歩道には、ガンダムの旗や横断幕が飾られ、雰囲気を盛り上げます。(2月26日~3月10日)
観覧車も
みなとみらいの夜景のシンボル・観覧車でも、“動くガンダム”や“ハロ”など、ゆかりのキャラクターのイルミネーションが行われます。(2月26日~3月31日)
このほか、街なかにガンダムのイラストを装飾したフォトスポットが設けられるほか、商業施設の広場など複数のオープンスペースでアニメにちなんだ曲の生演奏も行われます。
(3月中旬~ 詳しい場所や時間は調整中)
動くガンダムを敷地内で見るにはチケットの購入が必要ですが、山下公園など周辺からも姿を見ることができます。
市は見納めとして多くの人に横浜に来てもらい、ガンダムで彩られた街を巡って楽しんでほしいと呼びかけています。
横浜市 山中竹春市長
コロナ禍の厳しい状況でオープンしたが、多くの人にお越しいただき、横浜の経済を支えてくれた。なくなるということで寂しい気持ちはあるが、フィナーレにふさわしい取り組みを実施したい。