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小手伸也さん語る大河ドラマ「どうする家康」制作秘話!

大河ドラマの舞台となった小田原でトークイベント
  • 2023年10月5日
小田原駅近くで開かれたトークイベント&パブリック・ビューイング

10月1日に放送された大河ドラマ「どうする家康」で、舞台になった神奈川・小田原でトークイベントとパブリック・ビューイングを開催。      
家康の家臣を演じた俳優の小手伸也さんもサプライズで登場!盛り上がりました!

小手伸也さん サプライズで登場!      
大久保忠世 ちょうになる!      
家臣団が感極まった収録      
大久保忠世が”マリオ”になった?      
”大久保忠世って こんな人?!"      
”色男”とは なんぞや?!      
”相模一の色男”は アドリブだった!       

番組放送前のトークには、まず、小田原城天守閣館長の諏訪間順さん、大河ドラマの制作統括の磯智明、演出の川上剛が登場。

小田原城 天守閣館長 諏訪間順さん
諏訪間さん

天守閣館長の諏訪間です。小田原城に40年以上前から小田原城の発掘調査、史跡整備、この十数年は天守閣の仕事をしています。小田原城と共にある四十数年の人生です

大河ドラマの制作統括 磯智明

制作統括の磯です。ざっくり言うと、ドラマのフレームというか設計をする仕事です。きょうは”家臣団Tシャツ”を着てきました。きょうは「さらば三河家臣団」という、家臣団にとってはとても重要な回ということで着てきました。家康は新幹線の各駅停車の近いところで活躍していまして、三河の岡崎から始まって、静岡の掛川、浜松、静岡、そして、きょう、ついに小田原まで来たなという思いです。

大河ドラマの演出 川上剛
川上

演出の川上です。今回、37話を担当しました。小田原城の合戦の回「さらば三河家臣団」というサブタイトルのとおり、三河家臣団がですね、いよいよ岡崎・三河を離れて関東へ来るというターニングポイントの回です。今で言う"転勤”ですが、当時の感覚でいえば、国替えというのは本当にどえらいことだと思うんですけれども、それをどう乗りきったかというようなところを見どころにしています。そして小田原合戦もですね、駿河太郎さん演じました北条氏政がとても魅力的にかっこよく撮れていると自負しておりますので、お楽しみください。

大河ドラマ どうやって作っている?

諏訪間さん

そうすると、磯さんが、だいたいこういうことをやって、というのをすべて握っているかんじなんですか?

握っているということではなくて、徳川家康って非常にエピソードが多い人で、ドラマで何をやるか。歴史で、ある程度のストーリーが決まっているので、じゃあ、この回はこのエピソードをやりましょうか、どういう切り口でやりますかね、という話を脚本家と共に考えます。

川上

台本を持ってきました。これを渡されて、どう映像表現していくというのがディレクターの仕事の始まりです。例えばですけれど、ちょっと読んでみましょうかね。「天正十八年二月十日、駿府より徳川勢出陣。続く三月一日、関白秀吉勢出陣。総勢二十万ともいわれる大軍勢が小田原へ向け進軍。家臣一同多いに奮戦。四月には小田原を完全に包囲いたしました」と文字で書いてあるんですよね。じゃあこれをどう映像表現するかという。

かっこいい北条氏政 大久保忠世の活躍が見どころ

諏訪間さん

小田原城が、きょう出たりすると思うんですけれども、きょうの家康の小田原城での描かれ方っていうのは?

川上

今回こだわったのが北条氏政のキャラクターと言いますか、駿河太郎さんすごく好きな俳優さんなんですけれども、北条氏政の有名な“かく湯に冷所なし”っていう“煮えたぎっているお湯に冷たいところはない”というモットーがありますが、そういったいちずなところをですね、お芝居にも劇中の美術にも取り入れていますので、それを皆さんに感じていただけたら。一心不乱な、いちずな戦国の古武士といいますか、かっこいい氏政を今回、描いてみたのを楽しんでいただけたらと思います。

諏訪間さん

いろんな大河ドラマで北条氏が敵ですよね、どうしてもディスられるというか、もろ手を上げてすごい!という感じじゃなくてというふうにならざるを得ないんですよね。

川上

今回ですね、氏政が籠城をして、なぜ城を開かなかったのかというのが、37話の見どころになっています。脚本家の古沢良太さんならではの描き方で、4か月も籠城を続けた理由が解き明かされる仕掛けになっています。あとは転勤ですね、国替えという、家臣団がみんな腰が抜けるくらいの衝撃を、なぜできたのかというのは、今回すごく活躍する大久保忠世さんならではの活躍で、大きな見どころ。

諏訪間さん

大久保忠世を小手伸也さんが演じていますけれども、小田原の方も、大久保忠世、忠隣親子についてはそんなに知らないんですよね。でも小田原城を発掘していると、小田原城の三の丸の堀は、北条氏じゃなくて大久保忠世と息子の忠隣の時代だったというのが最近の発掘調査で分かってきているんですね。そうすると小田原の礎というのは、近世の時代に移り変わらせたのが、大久保忠世・忠隣の時代っていうことなんですね。

北条氏という巨大な敵がいるんです。そこから引き継いだのが大久保忠世という人物で、城主になっていくっていうところが、大きなドラマだなと思っていて、そのような意味を込めて小手信也さんにキャスティングをお願いしました。

小手伸也さん サプライズで登場!

そこに小手伸也さんがサプライズで登場!

小手さん

どうも、皆様、こんばんは。ようこそおいでくださいました。ありがとうございます。五代北条が築いた豊かな街、小田原を、その志を引き継ぎ、はれて小田原城主となりました“相模一の色男” (会場爆笑) 大久保忠世でございます。本日はどうぞよろしくお願いをいたします。ちょうを背負ってきました。急に来ちゃった。

一同

ありがとうございます。

大久保忠世 ちょうになる! 

大久保忠世の背中に ちょうの羽?!

この一緒に出てきた、これは何でしょうか?

小手さん

大久保忠世の肖像画に、馬に乗ったものがあって、背旗といいますか、指物といいますか、背中にちょうの羽を背負っておりまして。それをですね、なんとか「どうする家康」本編の方でも、ぜひ再現してほしいと、私、直談判しまして。はれてね、今回の37話でお披露目することができたというものでございます。

大久保忠世の肖像画 確かに羽に見えますね! 所蔵:小田原城天守閣

“そうとう信頼された”大久保忠世の人柄

ドラマの中では合戦シーンとしか描かれていないんですけれども、まさに大久保忠世の活躍が今回の大きな見どころになっているんですよね。

小手さん

そうですね。歴史がネタバレするのでなんとも申し上げにくいですけれども、小田原城主になりまして (会場笑い) 小田原を巡る戦いの中で、家臣団および殿にどんな思いがあって、それが北条とのどういう関係のもと、どう引き継がれていったのかみたいな部分も、すごく大事な部分で。五代北条に対するリスペクトというか、この関東の地が長らく平和であったこと、豊かであったこと、それを引き継いで、家康公、わが殿が、どうしていくのかという部分が絶対的にビジョンにあったと思うので。そこをね、私が任されたのは、そうとうな信頼があったと (会場笑い) 二俣川城とか、けっこう大事な要衝を任されているんですよね。

真田との戦いとか。

小手さん

武田が滅びた後、二俣城を任されて、その後は信州を何とかしなきゃいけないからっていって、信州総奉行というものになりまして、本編では描かれていなかったですけれど、でも二俣城と小諸城を行ったり来たりとすごく忙しく、信州を穏やかにするために頑張っていたんです。その活躍が一切描かれないまま、三河家臣団の石川数正が出奔したという知らせを聞いて急いで戻ってくるというシーンがあるんですよ。だから34話でいなかったんですよね。そんな信頼されていた忠世の人柄が、今回、大きく表れている37話だと思いますので、ぜひ見ていただければ、なんて思っております。

小手さんは役作りで今までも小田原に何度も何度も足を運んでいらっしゃって。

小手さん

2度ほどうかがって、その際も小田原城の収蔵庫まで案内して忠世の史料を見せていただいて。それがこのたび展示されると。貴重な史料をね、天守閣に展示してくださるということで。

そして、きょう、いよいよ、ちょうになるという

小手さん

きょう、ちょうになる!

たぶん見終わった後の、皆さんの小手さんへの態度が全然違うと思いますよ

小手さん

違いますかね。あいつは色男と言っているからいいだろうと。この際、顔のことはほっておいて。色男でいいだろうと

家臣団が感極まった収録

小手さん、ぜひここは注目してほしいというポイントがあれば。

小手さん

忠世最後の戦いとか、実際、この羽が出てきてどうフォーカスされるかみたいなものも注目なんですけれども。殿と家臣団との関係、サブタイトルにあります「さらば三河家臣団」という、これが何を意味するのかという部分に関しては、1話から追いかけてくださってた皆さんにとってはかなり感慨深いものがあるのではないかと、私個人的に思っておりまして。収録のときも本当に完全にうるっときてましたね、全員が

小手さんだけじゃなくて、皆さん、家臣団の人たちとね、感極まっているかんじでしたね

大久保忠世が”マリオ”になった?

小手さん

僕の大きなジャンプのシーンがあるんですけれども、あれが(ゲームの)“マリオみたい”って言われていましたね。

川上

さっそく6時の放送を見た方が、SNSであがっていましたね。

小手さん

“マリオにしか見えない”って 笑

川上

本当に大変な合戦シーンでしたね。これ(羽)指して動くってそうとう、そもそも、よろいがね、重さが。

小手さん

そうですね、よろい自体がそもそも重いものに。

川上

制作チームが、飛べだの、はねろだの、勝手なことを言うので。

小手さん

でも、これは僕が本当にやりたい、“監督、お願いします、どうかやらせてください”と。本当は長篠の合戦であれが出てきているんですけど。長篠の合戦で忠世の活躍、全部描かれなかったじゃないですか。

川上

実はけっこう前から作ってあったんですよね。あっためていたんですけど。

小手さん

出す機会がないままね。信長公に“こう薬侍”とかほめられたりとか、そんな逸話も残っているほど長篠では戦っているんですけど。“忠世はちょっと置いといて、信康様の心情とかを描きたいから、本編に集中したいから、ちょっと忠世は置いといてくれ”ということになって。でも、37話がかなりの転機じゃないですか、ここから先、いよいよどうなっていくかと。どんどんネタバレしていきますよ。

“大久保忠世って こんな人?!”

古沢さんの台本は、民放のドラマからのおつきあいですけれども、今回、どうですか?忠世の描き方については。

小手さん

忠世に関してはわりと最小限の出番で”後お任せします”みたいなのが古沢さんにはあるみたいで。“僕が忠世を書いていくと、どんどん(民放ドラマの)五十嵐になっていくから、あとは小手さんがなんとかしてくれるだろう”みたいにつぶやいていて、おぉっ!丸投げかいっ!という気がしたんですけれども。ある程度、信用していただいてて、僕自身としても忠世の人間性とか生き方に関して膨らませられる余地がすごくあったので、それはすごく感謝していますね。

忠世というキャラクターはね、小手さんあってというか、家臣団の中で、小手さんのイメージというかキャラクーがどうやったら、いちばんはねるかな、と。

小手さん

最初の打ち合わせの段階で、古沢さんに磯さんが“小手さんはどうか”と言ったら“小手さん、今回いりますかね”って言われたって (会場笑い) 

そんなことない、いります、いります。

”大久保忠世って、こんな人だった?"
小手さん

大久保忠世っていう武将は、けっこう頑張った人ではあるんですけれども、いまいち全国的な知名度は、それほど高くなくて。だからこそ、描きようがあるのかなという気がして。このドラマを見て大久保忠世を知った人は、(自分の顔を指して)大久保忠世ってこんな人だったんだっていう印象を与えてしまうから、これは責任重大だなという部分がすごくありましたね。

“色男”とは なんぞや?!

川上

最初は“色男って一体なんですか?”って困惑気味におっしゃっていましたよね?

小手さん

色男ってなんだっていう哲学的な話になって。それでね、カツラあわせとかも紛糾したというか。何回やりましたかね。

川上

僕らも“ピンクじゃないの?色男だったら”って、けっこうそんな切り口から入ったりもしましたけど、でも、だんだん古沢さんが書いた色男を、それ以上のものに小手さんがしてくださった

小手さん

人物デザイン監修の柘植さんも含めてみんなが僕を鏡の前で座らせたうえで、後ろで腕組みしながらみんな並んで“色男って何だ”と、哲学の話を。最終的には紅色じゃないかって。ひげの形が決まったりして。

川上

いちばん楽しい合わせだった。今、思えば。

いちばん時間がかかっています。

小手さん

こんな形で小田原に来られるとは思わなかった。

大久保忠世がつないだ縁みたいなものですよね。

小手さん

神奈川県民なので、同じ神奈川県にゆかりを持てる機会を得られて、今回、本当によかったなと思っています。

小手さんも小田原の皆さんと パブリック・ビューイング。

小田原の皆さんと一緒に番組を見ました!

放送が終わり、会場は拍手の音に包まれました。

小手さん

このたびは37回のご視聴、ありがとうございました。どうでしたか?      
(会場から大きな拍手)       
このあとね、大久保忠世は小田原城に入りまして、城主として小田原を整備して、殿が目指した平和な世の中、活気ある町というものをですね、つくるべく、宿場町として整備していくように尽力していく。意外とあっというまに亡くなってしまうんですけれども、わが息子の大久保忠隣、すごく優秀な息子がおりまして、その忠隣が引き継いで小田原を栄えさせていくということで。残念ながら息子は本編に出てこないんですれけども。そうして小田原で忠世はお亡くなりになって、亡くなりましたということに関しては本編では描かれないですけれども。古沢さんが、戦で討ち死にする以外に対しての人物の退場に関しては、あまり死んだというふうに明言したくないっていうような、そういう書き手の志があるみたいで。振り返ってみれば、かつてイッセー尾形さんが演じた鳥居忠吉”じい”もフェードアウトするように、これですべてやりきったんだなぁという後ろ姿を見せて去っていくという演出になっておりました。忠世に関してもここで、小田原で命をもって安寧させるということを言って、なるほど、小田原に命を捧げて、殿とは別の方向で頑張っていくんだなということをにおわせて、今回37話で忠世は本編から去るという形になりましたね。来週からね、さびしいんですけれども。

泣いていらっしゃる方も。

小手さん

本当に感動しました。ありがとうございます。すごいもので、殿が家臣団の前にひざまづくじゃないですか、別に監督の演出がなくても、みんなちょっと腰が浮くんですよね。1年を通してきて、松本潤さんとの関係というものを飛び越えて、僕らは殿に対するリスペクトをずっと抱いていて。役を生きるっていうのはすごく難しいことだと思ってたんですけど、すごい一体感というか。不思議なもので、今、過去の1話とか昔を振り返ってみると、みんながちょっと若く見えたりもするんですよね。年とったなというか、そういう気持ちと、改めて殿と一緒にここまできたんだなという思いがあって。複雑な役作りというのもさして必要なく、僕らはあそこに集まると、平八郎であり、小平太であり、直政であり、忠世であり。そういう人物に扮装をした瞬間から自然と入り込める本当にいい現場だったなと思いますし、そういう役作りに関して監督もプロデューサーも、わりと自由にやらせてくれたというのがあって、僕らとしても助かりましたし、その信頼関係のもと、すごい一体感というか、三河家臣団と殿の関係性を描いていくという物語においてチームワークが絶対重要なことだったので。ここに向かってすごく高まっていって、みんなでお別れってなったときには感無量と言いますか。僕はすごく1話を思い出したんですね。回想でも出てきましたけれども、初めて殿に会った“大久保忠世でございます”っていうせりふ。あのころの殿を思い出したりして。でもちょっと、忠世のいいシーンなのに半蔵にフォーカスがいくっていうのは (会場爆笑)

川上

それはお約束といえばお約束

小手さん

ちょっと納得いかないですけどね

そこで終わらないのが古沢さんですよね

“相模一の色男”は アドリブだった!

川上

現場で撮っていて本当に楽しかったですね。あのシーンは。なかでも忠世さんすごかったのがですね、役を生きるという意味ですごかったのが、アドリブ台本にないんですから、“小田原は、相模一の色男、大久保忠世にお任せあれ”というセリフは

小手さん

まさか使われるとは僕も思ってなかった。

川上

あのシーンに限らず、忠世さんには、本当に毎回ね。編集の担当が言ってたんですけど、いちばんアドリブが多くてうまいのは忠世さんだよねって。要所要所ちょいちょい。本当に助かっているんですよ。雰囲気を忠世に作ってもらっていて。忠世は”忠世兄”と家臣団からも呼ばれていますが、家臣団の中間管理職じゃないですけれども、忠世の役を本当に生きていらっしゃるから自然にああいうアドリブが随所随所に出て、現場を助けてくださったなぁという思いです。

小手さん

台本の行間を埋めたいと。実は台本に書いあてある忠世のせりふって、そんな多くないんで (会場笑い) 基本的にはリアクションが多いじゃないですか。みんな話しているのをどういうふうに見ているかという部分が8割5分に近いなみたいな。そこで何をするかというと、本当に自然に生まれてくることばをするしかないなって。雰囲気作りというか、“まあまあまあまあ”とか、すぐに言いたいというか。

川上

おもしろいのがね、誰もアドリブがかぶらないんですよ。小手さんがしゃべるんだろうな、っていう。だから自然に忠世になってるんだなって、現場でも思いだしました。

小手さん

だいたい先陣をきるのが僕なんですよね。ここは騒いでくださいみたいな。みんなもちょっと待ってくれるというか。ちょいちょい使ってくださるので。“相模一の色男にお任せあれ”って。でもわりとウエットにしたくないという気持ちがあるので、情報としても最小限なんですけど。

“大久保忠世”を生きて

小手さん

“忠世が37話で最後ですよと言うのを表すためには、もうひとことだけ、命を小田原に捧げていきます、というひとことをなんとか付け加えたいですよ”と監督に相談して、せりふ考えて、作ったんですよね。古沢さんには申し訳ないですけど。“老体にはいささか大仕事がすぎます”というようなせりふ、入れさせてもらっていいですかって、みたいな相談をしてね。すでにやることをやりきることができたと思っていますし。なんかすごくおもしろいのが、僕はすごくやりきったという達成感と、もう現場に行けないんだというさみしさがあって。でもその直後、忠世が死ぬ間際に殿に対して思った気持ちと同じなのかもしれないと思って。最後まで殿にお仕えできなかった、という自分の忠世と、それでも、わしはわしで、やれることはすべてやってきたという達成感みたいなものを描きながら、忠世は天に召されたんだろうな、と思うし、きっと僕がこれから38話以降、皆さんと一緒にテレビを見ている気持ち、テレビを見ながら殿を応援する気持ちと、天に召された忠世が殿を天から見守る気持ち、すごく一緒なんじゃないかななんていうふうに、今すごく感じています。

川上

小手さんは、この回が最後というかね、小田原の皆さんと一緒に見たいなというようなことで、今回、パブリック・ビューイングを実現させていただいて、そこには、ぜひ小手さんも一緒にと、これが実現できてよかったなと (会場拍手)

小手さん

まだまだイベントで稼働しますので。家臣団の中で最多です。浜松の大河ドラマ館も行ったし、岡崎のドラマ館も行ったし、小田原城にも行きました。あちこちで裏話をしています。皆様も、引き続き「どうする家康」を応援していただければなと、心から思っています。今後もよろしくお願いします (会場拍手)

「どうする家康」の魅力は

小手さんからみた「どうする家康」の魅力は?

小手さん

“1人のカリスマ的な家康という人物が、そのカリスマ性によって、国を一つにした”ということでは、いっさいなく、本当に平凡な弱虫な男がみんなの力を借りて家臣団と一団となって、いろんな運にも流されながら、くじけずに前を向いて、その平凡さがゆえに大義をなしとげたというおもしろさだと思いますね。

いちばん伝えたい大久保忠世の魅力とは?

小手さん

義に厚く武に誉れあり、なんですけれども、あらゆるときに何があっても殿を信じながらついていく男気と部下思いなところ、領民思いなところ、その優しさが魅力なんですけれども、そのうえでおもしろみも伝えられたらなということはすごく考えながら演じていました。

今後、見てほしいところは?

小手さん

年齢が年齢だけに家臣団がどんどんリタイアしていく中で、残された殿がいかに成長して、また新たな仲間と出会いながら、どう日本の統一というか、全国統一をなしとげて、200年以上続く平和な時代を築くのかという部分に関して、どういうことがあるか、歴史的な大きな史実を踏まえて描かれていくと思いますので、残された殿の歩みを一緒に応援していただければなと思っております。期待してください

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