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バードドック!ペットの鳥の健康診断 横浜

  • 2023年8月10日

近年、ペットとして鳥を飼う人が増えていると言います。
そこで注目を集めているのが「バードドック」、鳥の健康診断です。
ペットの鳥を健康で長生きさせるには?取材しました。

コロナ禍で増えたペット需要

2020年以降、ペットの需要が増えているといいます。
室内で飼育できる小動物、特に飼育のしやすさから鳥をペットにする人が増加しました。
横浜市にある大手総合ペットショップでは、この2,3年でコロナが流行する前より約2倍の契約件数に達しているといいます。
「コロナ禍で在宅時間が長くなり、いつか飼いたいと思っている人のきっかけになったことが大きな影響と思われます」と、大手総合ペットショップの加山拓磨副店長は分析しています。

全体的にまずペットを飼う人が非常に増えました。
その中でもやはり鳥は飼いやすさや愛らしさから、特にファミリー層にすごく人気が高く、増加傾向です。

鳥の健康を守るには

一方で知識や経験のない飼い主が間違った飼い方をしたり、鳥の病気に気づかず、悪化させてしまうことも増えています。
鳥は体調が崩れていたり、病気になっていても行動や表情から読み取ることが難しく、病院に連れてきた時には手遅れになっている場合も多いと言います。

そんな中、病気になる前に鳥を救おうという取り組みをおこなっているのが、横浜市にある「横浜小鳥の病院」です。
ここでは人間ドックならぬ「バードドック」、鳥の健康診断が行われています。

「横浜市小鳥の病院」の海老沢和荘院長は日本でも数少ない鳥類専門の獣医師として、20年以上、鳥の治療にあたってきました。

見た目だけじゃ、やっぱり全ては分からないんです。
人と同じで、健康そうな人でも実は肝臓悪い腎臓悪いってあったりするので、そういったものを早期に発見しようということで、健康診断を始めたんですね。

12年前から始めたバードドック、当初は年間70件ほどでしたが、年々増え、今では年間1000件を超える鳥がバードドックを受診するようになりました。
コロナ禍で鳥を飼う人が増え、この2、3年でさらに受診数が増えていると海老沢院長は言います。

検査結果は飼い主の通信簿

バードドックでは最大6項目の検査(身体検査/ふん便検査/※そのう液検査/レントゲン/血液検査/遺伝子検査)を受けることができます。※「そのう」は鳥の消化器官の一部
体の外側、内側、骨格、内臓と総合的に検査することが大切で、特に血液検査では、コレステロールや中性脂肪、カルシウムなど様々な数値が鳥の現在の健康状態を教えてくれます。

検査結果を見ながらカウンセリング

バードドックの検査結果は物言わぬ鳥に対して、飼い主が理解を深めるきっかけになると海老沢院長は言います。
運動不足になっていないか、ストレスを感じていないか、栄養の過不足など、検査結果から現在の飼育環境が事細かにわかると言います。

「一つの命を迎えるという責任の大きさ。そこを分かって欲しい。だからこそいわゆる鳥の目線にもなりましょう。もちろん鳥が望んで健康診断に行くとは思っていないですけど、バードドックをすることで、鳥が家庭に来て、それでいい生活をして、いい食事ができて健康な生活ができるからこそお互いにメリットがあると思いますね」

取材を経て

大型のインコは20年から30年、中には50年以上生きる種類もいます。
飼育する側も、自身の健康に気をつけて、ペットとともに長生きする心構えと最期まで飼う覚悟が必要だとバードドックの現場を通して感じました。
命を迎えるということを改めて考えさせられる取材でした。

  • 横浜局 報道カメラマン

    岡村經弘

    横浜市中区生まれ、本牧育ち。北陸→東北→東京→和歌山を経て、20年ぶりに故郷、横浜に戻りました!実家にはアオボウシインコがいます。

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