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横浜市民防災センターでイベント 防災に役立つ知識を学ぶ

  • 2023年8月1日

横浜市民防災センターで行われた防災イベント。
子ども連れの家族など、多くの人が訪れました。
イベントでは災害時に役立つ知識を学べるコーナーも。
今回はその中のいくつかをご紹介しつつイベントを振り返りたいと思います。

コロナ禍後初の防災イベント

7月22日、横浜市民防災センターで、防災を学ぶイベントが開かれました。
このイベントは、横浜市民防災センターが毎年行っていますが、2020年と2021年はコロナ禍のため中止。
去年も3回開催したうち2回は入場制限が実施された中、今回はコロナが感染症法上の5類に移行してから初めての開催とあって、多くの人でにぎわいました。

あのキャラクターも

イベントには、横浜市が誇る2大キャラクターも登場しました。

ハマくん(左)と防センジャー

写真左が横浜市消防局のマスコットキャラクター「ハマくん」。
そして右が横浜市民防災センターの「防センジャー」。
横浜市民防災センターの担当者によると、この2人がこのようにそろって見られるのは珍しいとのこと。
この日は、訪れた多くの人から写真撮影を求められ人気でした。

消火器の正しい使い方は?

イベントに足を運んでみて、まず順番待ちの列が目についたのが消火器の体験コーナーでした。

消火器の正しい使い方を学べるコーナー

参加者たちは、まずレクチャーを受けたあと、3つの的にどれだけ早く消火器から噴射される水を当てることができるか、タイムを競う形で消火器の正しい使い方を学んでいました。
私たちの身近にある消火器ですが、使い方や注意点を完璧に理解しているかと言われると、少し自信がないという方も多いかもしれません。
横浜市消防局の担当者に改めて使用手順と注意すべき点を教えてもらいました。

まず、安全ピンを抜く。そして、2つ目の動作としてホースを握ってしっかり狙いを定める。3つ目にレバーを握って消化剤を出す。使い方としてはこの3つの動作になります。
使用する上でのポイントは、燃えているものに消化剤の粉をまんべんなく振りかけるようにすることです。

まずピンを抜くところから

その上で、消火することだけに気をとられすぎず、みずからの安全確保も重要だと話してくれました。

消火器を扱う事態になったら、「火事だ!」と大きな声で周りに伝えることも非常に大事になります。また、天井まで届くような大きな火事だと、もう消火器では消えないので、そこは見極めつつ無理をしないで避難をするということが重要です。

参加した父親

きょうは夏休みで子どもも楽しめるイベントということと、あとやっぱり防災も大事かなと思って来ました。今回のイベントは横浜市からのLINEで知りました。消火器を触る機会なんてなかなかないので体験できてよかったと思います。

災害時に身近なもので

災害時は、着の身着のままで避難しなければならないケースもあります。
そんな時に、身近にあるものを使って作ることができるものを学べるコーナーも設けられていました。

新聞紙で作ったスリッパ

まずは新聞紙を使って作るスリッパです。
作り方はこちらです。

①新聞紙を縦にして、半分に折り目をつける
②折り目に沿って半分に折る
③同じ幅でもう一度折る
④裏返して3等分に折る
⑤片方を開いて、袋の部分に入れる
⑥上下の両端を三角に折る
⑦角を開き折り目に沿って内側に入れる
⑧完成!

緊急時には靴を履かずにはだしで避難するケースもあります。
そういった時に、新聞紙でつくることができるこちらのスリッパは役に立つかもしれません。
切ったりする工程もいらず、新聞紙1枚を折るだけで作ることができます。

また、ポリ袋を使ったレインコートの作り方も紹介されていました。

①袋の口が上に来るように置いて、図のように線を書いて線に沿ってハサミで切る
②図で線が書かれている袋とじの箇所を切る
③図の★の部分を頭にかぶり、ひも状になった部分を3箇所結ぶ
④完成!

こちらは、はさみで切ることが必要ですが、訪れた子どもたちも作り方を教えてもらいながら作業を進めると、簡単に作ることができていました。

参加した
母親

コロナでこういった体験もなかなかやっていなかったので貴重な場だと思います。3~4年前に来たことがあって、すごく楽しかったし学びにもなったんですが、その時はまだ子どもが小さかったので、子どもも大きくなって、また違ったふうに感じてくれるかなと思ってきょうは来ました。子どもたちも喜んでいました。

”水圧”を体験

イベントには、住宅などに浸水した際に、水圧によりドアが開かなくてなってしまうケースを体験できるコーナーもありました。

浸水時は力いっぱいドアを押しても開かなくなる

ドアの向こうに浸水している場合、
▼水深30センチ→およそ35キロ
▼水深40センチ→およそ65キロ
▼水深50センチ→およそ100キロ
の力で水圧がかかるということです。
多くの子どもたちがドアを開けようと必死に押していましたが、ドアは全く動かず、水圧の力に驚いていました。

参加した女の子
 

楽しかったけど、ドアが開かなくて重かったからきつかった。少しも動かなかった。

関東大震災から100年 災害への備え

横浜市民防災センターでは、今回と同様のイベントを今年度中にあと2回(ことし12月と来年3月)計画しているということです。
また、今回の記事でご紹介した、防災グッズ作りのワークショップや水圧体験などは、普段も横浜市民防災センターで行われていて、事前に申し込むことで参加できるということです(詳しい内容はこちらクリック)。
ことしは関東大震災から100年。
こうしたイベントをきっかけに改めて災害への備えを考えてみるのはいかがでしょうか。

NHKが伝える「関東大震災から100年」

NHK横浜放送局ではラジオなどを通じて「関東大震災から100年」をお伝えします。

▼「はまキラ!」
毎月、神奈川を未来につなげる人や防災の取り組みを特集しています。
今回は、神奈川にとってどんな災害でその後の私たちのくらしにどんな影響を与えたのか、観光地やお笑い、音楽や文学にも注目して探ります。

はまキラ!の放送予定
・8/30 R1(全中)17:05~
・9/1   FM(L)    11:00~ 

▼アーカイブス
震災直後の神奈川の写真をお伝えします。
特集 地図で見る関東大震災の写真と動画|災害|NHKアーカイブス(←こちらをクリック)

▼漫画「筆先のあなたへ」
漫画で伝える、関東大震災発生時の横浜。
平日毎日更新中、いよいよクライマックスです。
NHK横浜の公式ホームページやツイッターで公開中です。

漫画『筆先のあなたへ』 | NHK(←こちらをクリック)

舞台は大正時代の横浜。
物語の主人公は、志半ばで建築家になるという夢を諦め、父の事業を継ぐ正一と家族に否定されても夢に向き合う千代の男女2人の物語。

  • 関口裕也

    横浜放送局記者

    関口裕也

    2010年入局。福島局、横浜局、政治部を経て、2022年8月から再び横浜局。横浜市政などを取材。

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