男子プロバスケットボールリーグ・Bリーグ、その優勝を争うプレーオフ、チャンピオンシップでは熱い争いが繰り広げられています。 横浜ビー・コルセアーズはチャンピオンシップ準々決勝で、川崎ブレイブサンダースとの“神奈川ダービー”を制し準決勝に進出。5/20から沖縄アリーナで琉球ゴールデンキングスと戦います。
今季、横浜は琉球相手にレギュラーシーズン1勝1敗、天皇杯では準決勝で対戦して負けています。
敵地・沖縄アリーナでの準決勝を前に、オンライン会見で青木ヘッドコーチ、横浜出身の須藤選手とキング開選手が意気込みを語りました。
今年の天皇杯・準決勝で沖縄アリーナで琉球に負けているというのはモチベーションになっています。天皇杯で敗戦したときから、「チャンピオンシップで琉球と対戦して勝利する」という声が上がっていました。長い道のりだったが、応援して下さる方々やクラブ全体で、この沖縄アリーナの舞台に戻ってきて、試合ができることは本当に最高のストーリーだと思っています。
今週も先週と同様にいい練習ができていると思いますし、これまで積み上げてきたものをどれだけ自信をもって出せるかを確認して試合に挑みます。
横浜はチャンピオンシップ初出場で、レギュラーシーズンの勝率もチャンピオンシップ出場チームの中で一番下なので、何かを失うようなチームでもありません。とくに若い選手も多いので、どれだけ自分を表現できるか、自分たちはチャンピオンシップを楽しむ権利があると思いながら、ブースターのみなさんの力も借りて、チームとして勢いを持って戦っていくことが重要だと思っています。
須藤昂矢(すどう・こうや)
横浜市出身の26歳(1997年生)。身長186センチ。ポジションはシューティングガード。チームのオフコートキャプテンを務める。昨シーズンは57試合すべてに出場し49試合に先発出場。強いフィジカルとアウトサイドシュートが持ち味。
準々決勝の川崎戦では、相手の起点になる選手にディフェンスでマッチアップしてどれだけストレスを与えられるかという挑戦でした。試合を通してディフェンスの強度を保ち続けていくことができたので、そこはすごくよかったと思っています。
チャンピオンシップはレギュラーシーズンと違って負けたら終わりという緊張感がありました。川崎戦はアウェーにもかかわらず、たくさんの横浜ブースターが駆けつけてくれて、応援の力も感じましたし、全員がひとつになって戦えたのは大きいです。 琉球さんには天皇杯でやられているのでリベンジできるように頑張りたいです。
キング開(きんぐ・かい)
横浜市出身の23歳(2000年生)。身長185センチ。ポジションはポイントガード兼シューティングガード。横浜ビー・コルセアーズのユースチーム出身。専修大を経て、昨シーズン途中からプロ契約を結ぶ。鋭いドライブや高い身体能力が魅力。
天皇杯・準決勝の琉球戦は怪我で試合に出られずに悔しい思いをしたので、その分も含めて戦いたいと思います。今シーズン、琉球には負け越してるので、この土日で2つ勝って,勝ち越したいと思っています。
琉球もまず勇輝(河村勇輝選手)をとめることにフォーカスしてくると思いますが、 自分自身は、レギュラーシーズンと同じくボールを持ったらアグレッシブに攻めるということは変わらないです。ハンドラーとしてゲームを組み立てたり、勇輝とツーガードを組んだり、相手にとっての脅威になる存在になれたら、勝利へのチャンスが出てくるのではないかと思っています。
ボールを持ったらまずアグレッシブに攻めて、そして、ディフェンスで強度を保っていければビーコルの流れにもっていけると感じているので、そこは積極的にやっていきたいです。
NHKでは準決勝と決勝のすべての試合を生中継。
チャンピオンシップ準決勝「琉球ゴールデンキングス」対「横浜ビー・コルセアーズ」は以下の日程で放送します。
5/20(土) 15:00 [BS1]
5/21(日) 15:00 [BS1]
5/23(火) 19:00 [BS1] ※1勝1敗の場合
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横浜ビー・コルセアーズは横浜アリーナで行われる決勝戦に進むことができるのか。熱い戦いから目が離せません。