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平塚市長選挙は現職の落合氏が4回目の当選【詳しく】

  • 2023年04月23日
左:落合氏  右:谷氏

平塚市の市長選挙は4月23日に投票が行われ、現職の落合氏が4回目の当選を果たしました。

現職と新人の争い

平塚市長選挙に立候補したのは、届け出順にいずれも無所属で、
▼4期目を目指す現職で、自民党、立憲民主党、公明党が推薦する落合克宏 氏(65)、
▼新人で市民団体代表の谷容子 氏(58)の2人です。

落合氏が当選

落合氏が4回目の当選を果たしました。
落合氏は65歳。
市の職員や市議会議員を経て、2011年の市長選挙で初当選しました。

選挙戦では、小児医療費の助成といった子育て支援策の拡充や地域福祉の充実、それに、海辺の総合公園整備などを訴えました。 

投票率は過去最低

有権者数は21万3257人。
投票者数は8万6752人でした。
投票率は40.68%で、これまでに最も低かった前回4年前を、0.62ポイント下回りました。

平地で製造業が盛ん

平塚市は神奈川県の中央部、海沿いに位置しています。
JR東海道線や小田原厚木道路などが通る、交通アクセスのいい地域です。
市内のほとんどは平地で、製造業の工場が多く立地しています。
「湘南」エリアの一角でもあります。

進む高齢化

人口はおよそ25万8000人。
高齢化率は2022年1月1日時点で29.0%と、年々上昇しています。
財源の余裕度を示す「財政力指数」は2020年時点で0.98で、県内で10番目となっています。

投票率は低下傾向

市長選の投票率は、前回4年前は41.3%と過去最低でした。
過去最高は1951年の92.6%で、それ以降、下落傾向が続いています。
※1983年と1999年は無投票

立候補した2人の主張は

▼現職の市政運営への評価

落合氏

平塚市は8年連続で転入超過となり、昨年は過去30年で最多となった。企業の本社や工場の移転も進んだ。また、北の核となるツインシティ大神地区ができ、今後、税収も上がっていくはずだ。種をまいてきた施策が芽を出し、花を咲かせ、実を結び始めている。

谷氏

平塚市民が豊かになるような税金の使い方がされていない。市役所などの公共の場所で駐車場料金がかさむので、街なかに出て行けないという現状がある。基本的に平塚市民であれば3時間くらいまで無料にするべきだ。税金を市民に還元する形に変えていきたい。

▼市長として特に取り組みたいこと

落合氏

まずは子育て支援。小児医療費は高校生まで無料にするほか、おむつの持ち帰りで困らないように支援をしたい。高齢者の外出支援や、ヤングケアラーなどの支援をする。洪水対策として、流域自治体とともにハードソフト含めて安全なまちを作っていく。

谷氏

教育に力を入れる。先生が働きやすい環境にしたり、子どもが学校にいやすい環境にしたりといった、ソフト面の整備にお金をかける。市全体のにぎわいにつながるよう、中心商店街を含めた「街なか」のあり方について長期的、具体的な計画を策定していく。

選挙の情報はホームページで

平塚市役所

NHK横浜では、ホームページのかながわ情報羅針盤や、特設サイトで選挙の情報を伝えています。ご覧下さい。 

  • 北村基

    横浜放送局 小田原支局記者

    北村基

    2017年入局。宇都宮局を経て、2022年8月から横浜局小田原支局。南関東の空気に馴染むべく、目下、歴史を勉強中です。

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