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センバツ出場 慶応高校の会見詳報

  • 2023年01月30日

ことし3月に甲子園球場で開幕するセンバツ高校野球。神奈川県からは慶応高校が選ばれました。1月27日に行われた会見の内容です。プロ野球の西武や巨人などでプレーした清原和博さんの次男で、1年生の清原勝児選手との一問一答もお伝えします。

95回の記念大会

出場決定を受けてガッツポーズ

慶応高校のセンバツ大会への出場は5年ぶり10回目です。
ことしの95回の記念大会には例年より4校多い36校が出場し、3月18日に甲子園球場で開幕する予定です。

森林貴彦監督と大村昊澄キャプテンの冒頭コメント

記者会見

決定を受けて記者会見が開かれ、森林貴彦監督と大村昊澄キャプテンがセンバツ大会出場への意気込みを語りました。

森林貴彦監督

森林監督
「今2つの気持ちが心にある。1つはチームとして成長するということを掲げてやってきた。5年ぶりの機会に出場できる喜びを感じている。もうひとつは危機感。自分たちのレベルは足りているのかということ。残りの期間をしっかり練習して力を発揮したい」

大村昊澄キャプテン

キャプテンの大村選手
「このたびは記念大会に選出してもらいありがとうございます。自分たちの目標はあくまで日本一。新しい常識を作っていくこと、新しい野球、慶応の野球を甲子園で披露したい」

会見詳報

Q.チームの特徴は?

大村選手

強みはじぶんたちの実力に近い力を発揮できる勝負強さ。まだまだだが、試合でいつもどおりのプレーができるところが強み。

Q.出場決定の感想をお聞かせください。

森林監督

ほっとした。

大村選手

ほっとして、元々リアクションを取ろうとは思っていたが、よしやるぞという気持ちが芽生えた。

Q.神奈川代表の思いは?

森林監督

激戦区なので、自分たちの背負う思いを感じている。それを自分たちの力に変えて前に進んでいきたい。

大村選手

神奈川の代表はもちろん、自分たちは日本の高校野球を変えたいという思いが大きい。日本の高校野球の代表として戦っていきたい。

Q.変えたいとは?

大村選手

自分たちのイメージとしてスマートとかがあると思うが、慶応義塾を背負う自分たちが必死にプレーする姿が見てる人やこれから野球をやるひとの感動につながれば貢献できるし、社会に出たときにあってよかったなと思える高校野球にしていきたい。それを作る上で新しい価値観や常識を自分たちが率先して発信する。

森林監督

監督が言うことを信じてそれだけをやるというのが昔の高校野球なら、自分たちの信じたことをやっていく。それが今の高校野球に求められるもの。ひとりひとりの頭が働いた状況を作っていく。エンジョイベースボールにはいろんな解釈がある。楽しむというのはより高いレベルでより楽しめる。高いステージでやるためにきつい練習もあるし、できる限りのエンジョイベースボールを体現していきたい。

Q.今大会の目標は?

森林監督

日本一。チャレンジする機会もちろん目指す。結果だけの日本一じゃなく、日本一にふさわしいチームになる。まだまだすべてにおいて総合的にレベルアップしたい。

大村選手

日本一になるというのは大前提。高校野球の常識を変えるというのがスローガン。新しい第一歩を甲子園の舞台で表現したい。支えてくれてる人への恩返し。いろんな人の支えがあって自分たちがいるので、プレーで応援してよかったと思ってもらえるプレーをしたい。

Q.センバツで戦いたい相手は?

森林監督

特定のチームはない。

大村選手

日本一が目標なのでどこのチームとやっても勝つ。それだけ。

Q.地元の人たちに何を伝えたいか?

森林監督

地域の人への恩返し、大舞台でいきいきプレーする姿を見せたいし感謝の形になるのでは。野球をやる小さな子に見てもらい、野球する人が増えたらなと。

大村選手

日頃からの恩返し、夢、希望を与えるようなプレーをしたい。子どもに向けても自分たちの野球を見てやってみようかなとか。それも高校野球を変える一環になれば。

Q.甲子園での理想の展開やチームの課題は?

森林監督

理想の勝ち方はない。野球はどういう展開になるかはわからない。どういう試合でも対応できるのが本当の強さ。戦力を整えて試合に臨む。まだまだ足りない。残り2か月でレギュラー争いでいい競争をして、最後にレギュラーをつかんだ選手に力を発揮してほしい。

大村選手

理想の勝ち方は考えていない。秋大会を通して泥臭く戦おうということも掲げた。大会の緊張感の中でも、『練習をやってきたから大丈夫だ』という自信を持てるように大切に過ごしたい。

清原勝児選手との一問一答

清原勝児選手

チームにはプロ野球の西武や巨人などでプレーした清原和博さんの次男で、1年生の清原勝児選手がいます。
清原選手との一問一答です。

Q.センバツが決定した今の率直な感想は?

素直にうれしいという気持ちが一番大きくて、甲子園に出るというのが夢だったので、そこでプレーできるというのがうれしいという思いもありつつ、これから改めてスタートしていくという気持ちです。

Q.甲子園での目標は?

このチームで日本一というのを掲げているので、このチームで優勝するというのを目標にやっていきたいです。

Q.関東大会で見えた課題とこの冬取り組んでいることは?

関東大会でスイングスピードだったり、キレが足りないなと実感したので、冬はスイングスピードを練習したり、体のキレを意識する練習を取り入れました。

Q.冬場徹底的にスイングスピードを意識した?

チームでもスイングスピードは意識していたのでそれをやりました。

Q.父(清原和博さん)が甲子園でも活躍している選手だが、チームにどう貢献したいか?

そうですね。自分の思いというよりは本当にチームで日本一になるというのが一番なので、個人というよりはチームで勝ちたいです。

Q.自分の強みは?どんなプレーでチームに貢献したい?

自分はやっぱりチームを盛り上げるというのがひとつ自分の大きな武器だと思っているので、場所はいろいろあるんですけど、甲子園ではしっかりとチームを勇気づけられるようなプレーをしたいです。

Q.それは攻守どちらで?

すべてです。

Q.甲子園で打ちたい打順、付けたい背番号、どんなバッティングをしたいか?

まだ甲子園に出た訳じゃないので打順というよりも自分が成長して、背番号も自分の成長した証だと思うので。

Q.バッティングに関してはどんなバッティングをしたい?

チームに貢献するバッティングが一番自分がしたいことなので、それがどんなバッティングかはわからないですけど、そういうイメージでやっていきたいです。

Q.4番へのこだわりは?

自分は4番を打ちたいというのはありますし、試合を左右するのが4番だと思っているので、チームに貢献するという意味で一番貢献できるのは4番だと思う。4番というよりはチームに貢献したいです。

Q.これまで親子で甲子園に出た例はあまりないと思うが、そこへのこだわりは?

そこにこだわりは特にないんですけど、そうですね・・・ないという感じです。

Q.チームを意識するようになったきっかけは?

そうですね、この70人(部員数)で勝ちたいという思いが新チームが始まってから芽生えたので、新チームが始まってからよりチームで勝ちたいという思いになりました。

Q.高校野球は楽しいですか?

今はそうですね。1回負けたら終わりというトーナメントなので、そこで勝つ喜びは非常に大きいです。

Q.甲子園初戦は緊張すると思うが、初戦で意識したいことは?

試合は関係なく初球から振っていきたい。1打席1打席が勝負なので、全力で振っていきたいです。

Q.父が甲子園で活躍している姿は見たと思うが、自分もこうなりたいなどの思いは?

お父さんはすごい活躍してるんですけど、自分は自分なので、自分のプレーを大切にしたいです。

  • 高橋哉至

    横浜放送局 厚木支局記者

    高橋哉至

    2018年(中途採用で)入局。 初任地の宇都宮放送局では 警察や司法、支局取材を担当。 2021年11月からは厚木支局で地域の課題やスポーツ関連の話題を取材。

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