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鎌倉の海水浴場が3年ぶりに開設

  • 2022年08月05日

神奈川県鎌倉市の海水浴場は、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開設となりました。この間AIカメラやドローンを導入、様変わりした海水浴場を取材しました。

関東有数の海水浴場 3年ぶりに

鎌倉市には由比ガ浜、材木座、腰越の3つの海水浴場があります。ことしは新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開設となりました。市の観光課によると7月末までの鎌倉市の海水浴客の来場者数は13万人あまりとなっています。

海水浴客
3歳の子どもと一緒に来ました。海水が温かくて気持ちいいです

最新の安全対策

海水浴場には3年前には見られなかったものがいくつも導入されています。海水浴客の安全を守るため、新たに導入されたのがAIカメラによる「海辺のみまもりシステム」です。

砂浜に設置されたAIカメラが、岸から沖へ向かう潮の流れ「離岸流」を検知。「離岸流」の中に人がいると、ライフセーバーのスマートフォンやスマートウォッチ、救護所のタブレットなどに通知される仕組みです。さらにこのAIカメラは撮影範囲にいる人数を計測することができ、津波警報が発令した時には海水浴場にいる人数を市の防災課に知らせるということです。

もう一つ、新たに導入されたのがドローンです。上空からの監視に加え、ドローンにはLEDライトとスピーカーが搭載されていて、遊泳者や水上バイクの利用者に危険を知らせたり、呼びかけたりすることが可能です。「遊泳地域へのご移動をお願いします」、「水上バイクを楽しむときは沖合にてご利用ください」、「自分の力で戻ることが困難な場合は大きく片手を振ってください」などとスピーカーから放送することができ、監視業務の一役を担っています。

松尾崇・鎌倉市長
安全、安心な海水浴場を目指して新たな安全対策を実施し、この夏を事故なく無事に乗り越えたいです

海の家も環境配慮

由比ガ浜海水浴場は2016年に国内で初めて、国際環境認証「ブルーフラッグ」を取得しました。国際的な環境団体が定めた水質や利用者の安全管理など33の基準をクリアしています。
ことし新たな取り組みとしてはじめたのが、生分解性プラスチック製のストローやフォークの利用です。微生物の力で分解することができる素材で、18あるすべての海の家で提供されているということです。使用済みのものは回収して土に還し、地元の農家の畑で肥料として使ってもらうことにしています。

由比ガ浜茶亭組合・増田元秀組合長
感染防止対策を完璧に、環境面でも海に優しい状況をつくり、60日間を運営していきたい。SDGsに向けた神奈川発のモデルを広げていきたい

開設できなかった間も、鎌倉の海水浴場は着実に進化を遂げていました。

  • 中村早紀

    鎌倉支局 通報員

    中村早紀

    2015年、湘南エリアのニュースや話題を担当する通報員になる。ケーブルテレビや雑誌なども合わせると鎌倉の取材歴は約17年。「カメラを手に取材に駆け回っています。気軽に声をかけてください」

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