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横浜 母の日に母親の健康気遣って 子連れで乳がん検診を

  • 2022年05月06日

5月8日は「母の日」です。日々忙しいお母さんたちの中には、家族のことが最優先で、自分の健康は後回しに考えてしまう人も少なくないかもしれません。
「子どもの笑顔を守るためにも、母親の健康に気遣ってほしい」との思いから始まった「乳がん検診」があると聞き、取材しました。 (画像提供:一般社団法人シュフレ協会)

母親が健康に目をむけるきっかけを作りたい 

乳がん検診イベントの会場

年に数回、横浜市で乳がん検診のイベントを主催しているのは、神奈川県内で親子向けのイベントなどを企画する横浜市の一般社団法人シュフレ協会です。代表理事の武次直美さん(50)は去年6月に、この取り組みを始めました。きっかけとなったのは新型コロナウイルスの感染拡大でした。「新型コロナの影響で、乳がん検診の受診者が減っている」と聞いた武次さんは、30代でがんで亡くなった親友のことを思い出しました。その親友とは、子育てを通じて出会い、家族ぐるみで付き合っていました。 

武次直美
さん

「微熱が続いていると話す親友に対し、病院に行った方がいいんじゃない?と伝えました。親友は、時間が出来たら行くよと言っていましたが、忙しかったようで、病院に行かないまま時間が過ぎていきました。ようやく病院に行った時には病状が進んでいて即入院となり、そのまま帰らぬ人となりました。最期まで3人の子どもたちのことを心配していました」

検診控えが続けば親友と同じようなことになる人が増えるのではないかと考えた武次さんは、母親が自らの健康に目を向けるきっかけとなるイベントを開きたいと願うようになりました。 これまで、数々のイベントで、さまざまな母親と接してきた武次さんは、自分の用に子どもをつきあわせることに罪悪感を抱いたり、外出するにも預け先がないと悩んだりする母親が多いと感じていました。そこで思いついたのが、子どもが遊べるキッズパークを併設した、無料の乳がんの検診体験でした。 

子どもが遊ぶ間、母親は安心して検診を受けられる

キッズパークに設けられた個室のエコー検査室

検診体験に申し込むと、キッズパークの1日フリーパス券がもらえて、母親が検診を受ける間、子どもたちはキッズパークで遊ぶことができます。 その間、キッズパークのスタッフたちが、子どもたちを見守ってくれます。検診体験は45分ほどで、乳がんのエコー検査やセルフチェックを行うための講習会、がん治療にかかるお金のセミナーなどが受けられるということです。体験した人の口コミなどで参加者が広がり、ことし3月までに13回の体験会が開かれ、のべ338人が参加しました。 

セルフチェック講習の様子

武次直美さん
「体験をきっかけに、お母さんたちに自分たちの健康にも目を向けて、かかりつけ医をぜひもってもらいたいと思います。お母さんたちが健康であることが子どもの笑顔にもつながるので、今後も是非こうした取り組みを続けていけたらと考えています」 

武次さんによると、検診体験の費用は協賛企業からの助成金などでまかなわれ、今年度は5月26日と6月23日にイベントを開くことが決まっているということです。
みなさんも、「母の日」に、母親の健康に家族みんなで目を向けてみませんか? 

イベントの詳細はこちらのサイトから確認できます
https://mama-kenshin.com/

NHK健康チャンネル乳がんに関する記事一覧はこちらhttps://www.nhk.or.jp/kenko/disease-371/

  • 加久まゆ

    横浜放送局 地域貢献・情報発信プロジェクト

    加久まゆ

    2011年入局。営業職員としてさいたま放送局さいたま西営業センター、横浜放送局勤務。2021年7月からはデジタルを中心に地域の課題や魅力を発信している。

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