「今すぐ動かなくては間に合わない」地球の気候変動に危機感を持つ若者たちが、日本各地で声を上げています。余剰在庫の焼却等で多くの温室効果ガスが発生しているファッションの世界。ファッションが大好きな高校3年生が若い世代で始まった服をめぐるエシカルな取り組みを取材しました。
環境問題は緊急の課題ですが、解決のために経済を止めてしまうと、コロナと同じように倒産する企業が増えたり、失業する人が増えたりしてしまうという問題があります。SDGsの「誰一人取り残さない」という目標のように、どちらか一方を優先させるのではなく、両立を考えていきたいです。現在、私のような若い世代が大人に対して「具体的な対策を考えて実行してください!」と一方的に伝える構造になってしまうことが多いと思います。私は、(大人との)対話を通じて若い世代も具体的な対策を考えていく必要があると思っています。
木村晃子(きむら・こうこ)さん(高校3年)
実家で洋服を製造していたことから、ファッションと環境の関係に関心を持つ。現在は中高生が中心となって活動する団体「Sustainable Game」のメンバーとして、中高生と企業が一緒になってサスティナブルな世界を「共創」していくための環境構築を目指している。