首都圏ネットワーク

  • 2023年3月24日

千葉・市原市 狭い通学路 地域での見守りや通行車両の誘導などで安全確保

通学路のあんぜんウイーク(4)
キーワード:

シリーズでお伝えしている「通学路あんぜんウイーク」。 
4回目は、千葉県市原市からです。

「学校近くの通学路に危険を感じます。道幅が狭い上、スピードを出す車がいて、事故が起きないか心配です」と、市原市にある通学路に関する投稿が寄せられました。

どんな現場なのか、取材しました。 
引き続き、危険な通学路についての投稿もお寄せ下さい。 
通学路に関する投稿はこちら

ガードレールがない 狭い通学路 

投稿を寄せて頂いた千葉・市原市の土門甲造さん(52)です。 
自宅近くの通学路が危ないと考えています。

土門甲造さん 
「けっこう、子どもとの距離が近くなるんです」

案内してもらったのは、住宅街を通る幅5メートルほどの直線道路です。 
ガードレールはなく、車道と歩道を分ける白線が引かれているだけです。 
それでもスピードを出す車が多いといいます。

その原因は、幹線道路につながる道路の構造にもあると考えています。

土門甲造さん 
「道路を入った瞬間にあの信号が目に入る。信号が青だったりするとついアクセルを踏みっぱなしで行かれる方がやっぱり多いんです」

また、途中の角からは、車がよく出てきます。 
一時停止が守られていないこともあるといいます。

わずか60メートルの区間ですが、事故が起きないか、不安に感じているといいます。

土門甲造さん 
「過去にもここの交差点で車、お子さんが通学してる時間ではないんですけれども、ここでぶつかってひっくり返ったり、なにか接触が起きたりしなければいいなというのを、いつも心配しています」

対策必要と報告も…ガードレールの設置などは見送り

土門さんが危ないと感じるこの通学路は、八街市の事故を受けた一斉点検でも、対策が必要な区間として報告されています。

しかし、その後、講じられたのは消えかかっていた白線の塗り直しのみでした。 
ガードレールの設置などは道路の幅が狭いことなどから見送られています。

市原市教育総務課 石川教男 課長 
「制約のある環境下ですのでガードレールの設置などのハード面の対策を実施する場合は限界があります」

見守り・通行車両の誘導などを

抜本的な解決が難しい中、土門さんが地域の人たちと取り組んでいるのが見守り活動です。 
できることから始めようと、毎朝、出勤前に通学路に立っています。

ドライバーにも協力を求めています。 
スピードを抑えてもおうと、車を先導しながら誘導します。

取り組みを始めて8年。学校も協力に感謝しています。

市原市立五所小学校 清水孝成 校長

市原市立五所小学校 清水孝成 校長 
「ガードレールのない本当に細い、車の量は多いところも結構ありますので、本当に子どもの命を守ることに大人が真剣になってくれてありがたいです」

通学路を見守り続ける土門さんは、ハード対策だけでなくソフト対策の大切さを訴えています。

土門甲造さん 
「ハード面で信号たてるとか、もっとガードレール整備するとか大事なんですけど、本当に1人1人が自分のできることを無理しない程度でやれることをちょっとずつやる、この集合体が安全につながる」

小学校では、土門さんのほかにもおよそ30人が参加し、通学路の20か所を手分けしてカバーしているということです。

今週、投稿を頂いた現場では、道幅などから、ハード面での対策に時間がかかるところが多いという現実もありました。

そんななかで、きょう、そして明日の子どもたちを守るために何ができるのか、土門さんの「1人1人が自分のできることをやる」ということばが大切だと思いました。

「安全運転をする」ことも自分たちにできることですよね。

ハンドルを持つときには子どもたちへの思いやり、みんなで心がけていきましょう。

通学路に関する投稿は特設サイト「その通学路、安全ですか」まで、お寄せ下さい。

引き続き、危険な通学路についてはこちら

あわせて読みたい

ページトップに戻る