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「ゆるキャン△」“聖地”にコラボキャンプ場 人気に!山梨県身延町

  • 2022年9月15日

全国からの観光客でにぎわうキャンプ場が、山梨県の山の中にあります。最近、映画化された人気アニメ「ゆるキャン△」のスタッフが整備に関わった、全国で唯一のコラボキャンプ場が話題を呼んでいるのです。アクセスが悪く、集客に悩んでいた道の駅が、このキャンプ場を新設。身延町の魅力を知ってもらい、リピーターになってもらいたいと、さまざまなアイディアを打ち出しています。
(甲府放送局/ディレクター 宇都宮悠香)

アクセス悪い道の駅が観光客でにぎわう

ことし7月にリニューアルオープンした、山梨県身延町の「道の駅しもべ」。売り場には、その日の朝に採れた新鮮な地場産野菜や地元の名産品が並び、多くのお客さんでにぎわっています。

道の駅しもべ

なんと、リニューアルオープンから1か月で、沖縄以外の46都道府県から人が訪れているといいます。その理由が店内の奥にありました。

人気アニメ「ゆるキャン△」です。身延町が舞台のひとつとなった、キャンプがテーマのアニメです。最近映画化されたこともあり、店内は多くのファンで賑わっています。

利用客

話題になっている映画で紹介というか関連して作られたっていうところで来てみました。

 

道の駅しもべスタッフ
バスとかタクシーを使ってきてくださる方もいて、多くの方に来ていただいているという実感があります。

アクセスの悪い、山の中にある「道の駅しもべ」。富士五湖方面に続く国道沿いにありますが、観光客の多くは高速道路を利用するため、立ち寄る人の少なさが最大の課題でした。

身延町産業課 川口博志主幹
「ただ通ってくれるお客さんを待ってるだけでは、ここはもう成り立たない。そうであればここを目的地として来ていただける施設を作ったらどうかなということで、道の駅しもべの改修を進めてきました」

通称「ゆる里」

「立ち寄るのではなく、目的地にする」。そのために道の駅に新設したのが、キャンプ場です。アニメ「ゆるキャン△」のスタッフが整備に加わり、全国で唯一の「ゆるキャン△」コラボキャンプ場、通称「ゆる里」となりました。

アニメ「ゆるキャン△」のスタッフ

茨城からのキャンプ客
「ゆるキャン△のTシャツです。身延町は知らなかったです。ゆるキャン△のおかげで山梨の町とかを知っていろいろまわって、こんな場所あるんだねって、アニメのおかげですね」

東京からのキャンプ客
「うちの子がゆるキャン△とか大好きなので、それでここが出来たのを知ってたので。
自然もいっぱいありますので、キャンプもドライブ・ツーリングも楽しいかなと思います」

 

川口博志主幹
「客層は、昔は年配の方が多かったのですけど、子育て世代が大勢来るようになったのと、ゆるキャン△の影響もあるんでしょうかね、やっぱりキャンパーが多くなってきた感じがしますね」

 

この男性はなんと今日で7回目のキャンプ。毎回、道の駅で地場産野菜を買うそうです。

キャンプ
常連客

野菜は現地で、ここで食べていきます。持って帰らないで。初めて目にした野菜もあったので、あとでお肉と一緒に炒めて食べようと思っています。

キャンプだけでなく、地域の食を味わう「道の駅ならでは」のぜいたくを楽しんでいます。
この日作ったのは、道の駅のジャガイモを使ったポテトチップス。

 

ジャガイモはおいしいです。

一過性の人気で終わらせない リピーター増やす工夫も

道の駅ではリニューアル以降、休日の駐車場稼働率が9割近くという盛況ぶりです。町ではこうした人気を一過性のものにしないよう、「リピーター」を増やす工夫にも力を入れています。

特色のある道の駅づくりは、キャンプ場だけではありません。食事処(どころ)では、地域でとれたシカ肉を使ったジビエ定食の提供を始めました。

おいしいです。ちょっとびっくりしたよね。やわらかいし

 

さらに道の駅での新しい過ごし方を提供したいと、コワーキングスペースも作りました。「仕事をしながら子供とキャンプ」など、ワーケーションとしての利用も狙っています。

川口博志主幹
「いろいろな設備、キャンプ場だったりコワーキングスペースだったりさまざまなものがあります。複合的に施設をつなげていって、点と点ではなくて、一体的な施設として活用できたらなと考えています」

町は、冬には特産品の大豆を使った「みそ造り体験」を行って、仕込みと完成、少なくとも2回は身延町に来てもらうということも考えています。さらに今後は、「地元の農家での農業体験」などのサービスも提供していく予定とのことです。

  • 宇都宮悠香

    甲府放送局 ディレクター 

    宇都宮悠香

    2019年入局。長崎局での視聴者開発業務を経て、2022年8月より甲府局。

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