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夏日で熱中症対策も 大きい寒暖差「暑熱順化」前の体調管理は

  • 2022年5月24日

東京都内では5月、日中の最高気温が25度を超える夏日が7日あり、このうち、最低気温との差が10度以上ある日は4日ありました。寒暖差が大きく、からだが暑さに慣れていないこの時期に体調を管理するための注意点について、熱中症のメカニズムに詳しい帝京大学医学部附属病院高度救命救急センターの三宅康史センター長に聞きました。

急な暑さで熱中症予防 教育現場では

朝晩は比較的すずしく過ごしやすい一方で、日中は日ざしが強く感じられるこの時期は、寒暖の差が大きく体調を崩しがちです。からだが暑さに慣れていないなか、新型コロナへの感染対策もあり、教育現場では熱中症予防との両立に苦慮していました。

宇都宮市内の幼稚園では、感染対策には欠かせないとしていまは原則、屋内、屋外ともにマスクの着用を求めています。
ただ、熱中症予防のため、日中の気温が24度を超える場合などを目安に、屋外での活動に限り外すことにしています。
政府が小学校入学前の、2歳以上の子どものマスク着用は、「一律には求めない」とする考え方を示したことを踏まえ、この園では慎重に対応を検討してきたといいます。

ゆたか幼稚園 鈴木拓朗園長
「子どもたちはコロナは怖いと話しているのでマスクを外していいよとなると、ドキドキしてしまう子もいる。外したくない子はつけたまま活動させることもあると思うが、感染対策と熱中症予防とどうバランスを取るか苦慮している」

寒暖差が大きい時期の体調管理の注意点

この時期の体調管理について、熱中症のメカニズムに詳しい帝京大学医学部附属病院高度救命救急センターの三宅康史センター長に聞きました。

〇暑さ寒さで自律神経の不調も
暑くなれば汗をかく、寒くなれば熱を逃がさないように血管を収縮させるという調整をしているのは自律神経で意識的にやれることではありません。暑かったり寒かったりすると身体も疲れ自律神経も不調に陥って熱中症になりやすいということが起こります。

〇寒暖差への対策は
暑さ慣れができていないと思うので、暑いなかで行動する場合には、日傘を持ち歩く、男性は帽子をかぶる、冷たい水をいつでも飲めるようにしておくことなどが大切です。
そして、でかける際は上着をもっていき、寒くなったら上着を着る。そういった暑さ寒さ対策をしっかりしていくことで、いまの寒暖差をからだにストレスなくやりすごせるような気がします
そのうちに昼も夜も暑くなってきて、自然と暑さ慣れ、「暑熱順化」してくると思います。

〇健康増進=暑熱順化
急に暑くなり、からだにストレスがかかっています。早寝早起きをする、睡眠時間を十分とる、深酒をしない、3度の食事、特に朝ごはんをしっかりとる。タオルケット、毛布、薄い布団を準備して、工夫していい睡眠をとるということも大事だと思います。健康増進イコール暑熱順化といっていいかと思います。

また、屋外でのマスクの着用について三宅センター長は「マスクを外すと顔の熱気をとったり、冷たい新鮮な空気を吸って体を冷やしたりする効果もある。周りを見てマスクを外すことができる環境であれば、積極的に外してもいいのではないか」と話していました。

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