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東京など大雪もたらす南岸低気圧 雪の見通しや注意点 13日18時

  • 2022年2月13日

南岸低気圧の影響で、これから関東甲信の広い範囲で雪となる見通しで、東京23区など平野部でも雪が積もり大雪となるおそれがあります。東京23区など関東南部の平野部でも大雪のおそれがあるとして、国土交通省と気象庁は「大雪に対する緊急発表」を行いました。
あす14日月曜日の朝は道路や交通機関に影響が出るおそれがあり、早めの準備と余裕をもった行動を心がけるようにしてください。
今回の雪の見通しと、大雪で注意してほしいことをまとめました。【13日18時更新】

東京23区など平野部も大雪おそれ

気象庁によりますと、低気圧が日本の南岸を発達しながら通過している影響で、関東甲信の山沿いを中心に雪が降っています。
現在、雨が降っている地域でもこれから広い範囲で雪に変わる見通しで、東京23区など関東南部の平野部でも雪が積もり、大雪となるおそれがあります。

10日の雪の様子(東京 練馬区)

雪の見通し 今月10日~11日より多いか

雪はあす14日月曜日の朝にかけて降る見込みです。あす夕方までの24時間に降る雪の量は、次の通りです。

24時間予想降雪量(~14日夕 多いところ)
山梨県:25センチ
神奈川県の箱根から東京の多摩地方、埼玉県の秩父地方にかけて:20センチ
関東北部の山沿いと長野県で15センチ:
東京23区など関東平野部:8センチ

東京23区を含む関東南部の平野部では、降る雪の量が今月10日から11日にかけての雪より多くなる見通しで、予想より気温が下がった場合は、さらに量が増えるおそれもあるとしています。

気象庁は最新の気象情報を確認し、大雪や路面の凍結による交通への影響に十分注意するとともに、着雪による停電にも注意を呼びかけています。

関東では少しの積雪でも交通機関のダイヤが大幅に乱れたり車のスリップ事故が起きたりするおそれがあるほか、路面の凍結により過去には歩行中の転倒によるけがも相次いでいます。
あす14日朝は道路や交通機関に影響が出る可能性があり、余裕をもって行動するほか状況に応じて予定の変更等も検討してください。

大雪に対する緊急発表

13日夕方から14日朝にかけて東京23区など関東南部の平野部でも大雪のおそれがあるとして、国土交通省と気象庁は「大雪に対する緊急発表」を行いました。

14日朝は公共交通機関の遅延や運休で通勤・通学に影響が出るおそれがあるほか、路面の凍結により車の立往生やスリップ事故などの可能性があるとして、運転する際には冬用のタイヤやチェーンを装着するよう強く呼びかけています。

気象庁などによりますとこれから14日朝にかけて関東甲信では大雪となるところがあり、今月10日から11日にかけての大雪よりも降る雪の量が多くなる見込みです。

緊急発表
▽車を運転する場合には冬用タイヤやチェーンの装着を徹底するよう強く呼びかけ。
▽冬用タイヤをつけている場合でも、タイヤの劣化や摩耗がないか確認しておくよう呼びかけ。
▽大雪となった場合は不要不急の外出を控えることも必要

ことし1月、東京都心の積雪が10センチとなるなど、関東南部で大雪となった際には首都高速道路で冬用タイヤを装着していない車が多数立往生し、国土交通省によりますと解消までに最大で14時間がかかったほか、主要な国道でも冬用タイヤやチェーンをつけていなかった車のスリップ事故が多発しました。

10日の大雪

このため雪の降り方によっては、広い範囲での高速道路の通行止めや、並行して走る国道なども通行止めにする可能性があるとして、う回のほか通行ルートの見直しも求めています。

過去の大雪では大型車の立往生が大規模な交通影響につながったことから、事業用の車が冬用タイヤやチェーンを装着せずに立往生した場合、悪質なケースについては行政処分を行う可能性もあるとして、国土交通省などは十分な備えを呼びかけています。

また大雪となると、都市部を中心に広い範囲で長時間にわたって公共交通機関の遅延や運休が発生するおそれがあります。
14日朝の通勤・通学に影響を及ぼすおそれがあるとして、外出する場合は時間的な余裕を持って行動するよう呼びかけています。

首都高 予防的通行止めの区間も

雪の影響による立往生を防ぐため、首都高速道路は13日夜以降、本格的に雪が積もる前から通行止めにする可能性がある区間を発表しました。

最新の道路情報を確認するほか、う回や通行ルートの見直しなどを呼びかけています。
首都高速道路によりますと、大雪による通行止めの可能性があるのは以下の区間です。

7号小松川線
小松川ジャンクションの上り線
10号晴海線
晴海と東雲ジャンクションの間の上下線
11号台場線
芝浦ジャンクションと有明ジャンクションの間の上下線
中央環状線
大井ジャンクションと熊野町ジャンクションの間の内回りと外回り
板橋ジャンクションと江北ジャンクションの間の内回りと外回り
7号横浜北線
生麦ジャンクションと横浜港北ジャンクションの間の上下線
7号横浜北西線
横浜港北ジャンクションと横浜青葉ジャンクションの間の上下線
湾岸線
空港中央入口と大黒ジャンクションの間の西行き
埼玉新都心線
与野とさいたま見沼の間の上下線です。

首都高速道路は雪の降り方によってはさらに広い範囲で通行止めとなる可能性があるとしていて、ホームページなどで最新の情報を確認するとともに、車を運転する際には冬用タイヤやチェーンを装着するよう呼びかけています。

ポイントは南岸低気圧

13日以降、関東甲信で大雪のおそれもあると予想されていますが、ポイントとなるのが「南岸低気圧」の動向です。
この「南岸低気圧」は、関東で大雪となる大きな要因として知られていますが、「コース」や「発達の程度」がわずかに変化するだけで雨か雪かや雪の量が大きく変わるため、正確な予想が難しいといいます。
八丈島付近を進む場合、低気圧の北側に広がる降水域が関東にかかりやすくなり、東京などで大雪となりやすいということです。
低気圧が発達すると北からの寒気を引き込んで地上付近も気温が下がるため雪が降りやすくなりますが、発達の程度が弱いと雨になります。

南岸低気圧 湿った重い雪に注意

「南岸低気圧」の影響で、湿った重い雪が降ったり、風が強まったりすると、雪が木などに付着して倒れたり、電線が切れたりする「着雪」の被害が出て、停電や、電車の運行への影響が生じることがあります。電線が切れて垂れ下がると、近くを通りかかった人が感電するおそれもあります。

切れた電線を見つけた場合は絶対に近づかず、地元の電力会社に連絡するようにしてください。

また、積もった雪の重さで、農業用ハウスや「カーポート」と呼ばれる車庫が倒壊するなど建物にも被害が出るおそれがあります。

平成26年2月の関東甲信の記録的な大雪の際には、各地で農業用ハウスやカーポートが倒壊し、死者も出ています。必要な道具をそろえ、安全に十分気をつけた上で雪下ろしをすることが重要です。

スリップ事故・立往生

車のスリップ事故も起きやすくなり、立往生にもつながります。不要不急の車の利用は控えてください。

<起きやすい道路>
スリップ事故や立往生が起きやすい道路です。
□吹雪で見通しが悪い
□急激に雪が強まる
□冷え込む夜間や明け方
□道路脇などの吹きだまり
□わずかでも雪が積もった坂道

気温が低くなると、路面が黒く凍っていないように見えても、表面の水分が凍結した状態の「ブラックアイスバーン」になりスリップ事故が起きる危険性もあり注意が必要です。

<車利用の場合は>
やむをえず車利用の場合は、以下の対策をしてください。
□冬用タイヤやチェーンを装着
□速度を落とす
□急発進・急ブレーキ・急ハンドルはダメ
□十分な車間距離を取る
□時間に余裕を持って行動
□防寒具やスコップ、水、食糧、簡易トイレ、滑り止めの砂など非常用品を車に乗せておく

<立往生した場合は?>
もしも立往生した場合は、以下の対応を取ると安全性が高まります。
□可能ならば近くの安全な施設へ移動
□防寒具を着用しなるべくエンジンを切る
□排気ガスの流入を防ぐためマフラー周りを除雪する
※車を離れる場合は、カギを着けたままにするかわかりやすい場所に置いてください。

<エコノミークラス症候群防止>
長時間同じ姿勢だと血流が悪くなります。定期的に体を動かすようにしてください。
□足の指を閉じたり開いたりする
□足首を回す
□つま先を引き上げ足首の曲げ伸ばしをする
□ふくらはぎや足首をマッサージする
□背伸びや上半身をひねる
□なるべく水分も補給する
※体調が悪くなったら迷わず救助を要請してください。

着雪・孤立に注意

木や電線などに雪が付着する「着雪」。落下すると思わぬけがをすることがあります。電線が切れて停電、折れた樹木で交通に影響が出て、集落が孤立することもあります。

<着雪落下の危険性ある場所>
着雪が落下する危険のある場所です。
□屋根や雨どい
□電線の下
□樹木の枝の下
□高い場所にある看板

<孤立への備え>
孤立に備えるため、あると便利なものです。
□食料や飲料水
□燃料式の暖房器具

歩行中の転倒に注意

雪に慣れていない地域では、歩行中に転倒してけがをすることがあります。

<注意が必要な場所>
注意が必要な場所です。
□車や人が多く通行する道
□横断歩道
□道路や歩道の脇
□バスやタクシーの乗降場所
□歩道橋
□ビルや住宅の日影
□鉄道や地下街の出入り口

<歩く場合は…>
雪道や凍結した道を歩く際の注意点です。
□滑り止めの付いた靴を履く
□歩幅を小さくする
□靴の裏全体を地面につけ歩く
□リュックサックなどで両手を自由にする
□手袋を着用する
□転ぶときはお尻から

このほかの注意点

このほか、特にふだんから雪が少ない地域では、以下の建物が倒壊するおそれがあり、事前の対策や建物に近づかないようにすることも重要です。

<倒壊のおそれのある建物>
倒壊のおそれがある建物です。
□カーポート
□農業用ハウス
□体育館など屋根が大きい建物

<水道管の凍結も注意>
低温が予想される地域では、水道管が凍結するおそれがあり、屋外に露出している水道管に保温材を巻いたり、断水した場合に備えて飲料水を備蓄しておく必要があります。

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