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謎を呼ぶがれきの山 捨てたのは誰?いったいなぜ?埼玉 白岡市

  • 2024年4月30日
 

白岡市の市道に突如として現れた、謎のがれきの山。その中にはコンクリート片のほかに、スリッパやおもちゃの虫眼鏡まで。いったい誰が、どこから運んできて、なぜこの場所に捨てたのか?現場の取材を通じて、わかったこと、わからないことをまとめました。

(さいたま放送局/記者 海老原悠太)

突如として現れた「がれきの山」

発端は4月19日の朝、「白岡市柴山の市道にがれきが捨てられている」という住民からの通報でした。

白岡市と警察が現地を確認したところ、たんぼが広がる地域の市道の2か所で▼幅5メートル▼長さ7メートル▼高さ1点8メートルほどのがれきが山積みになり、道路をふさいで通行できない状態になっていました。

 

捨てられたのはどんな場所?

現場は圏央道の白岡菖蒲インターチェンジから西に車で4分ほどで、周辺は田んぼが広がる地域です。住宅は現場から一番近いところでも300メートル離れています。防犯カメラもほとんど見当たりません。このため、捨てた人物につながる有力な手がかりが得られていないのが実情です。

 

現場のすぐそばには片側1車線の市道が通っています。住民によりますと、車の通行量は日中は多いものの夜は大幅に減り、外灯もありません。捨てられたのが夜だった場合、車が通ったとしても気づくのが難しいことも目撃情報が少ない一因となっています。

 

重機到着して撤去開始 でも作業はゆっくり

市は30日、警察や県の担当者の立ち合いのもと、がれきの撤去作業を本格的に始めました。

朝、撤去作業の取材のために現場に向かうと、がれきの横には重機が。

 

この重機で、がれきをすくってトラックに移していくのかと思いきや・・・・。

すくうのではなく、頂上部分を少しずつ崩し始めました。

 

警察官や県の職員が一斉に近づきました。そして手作業でがれきの中身を詳しく調べていました。少し崩しては中身の分析。地道な作業が続けられました。

 

「がれきの山」からは、何が?

がれきからは、コンクリートやタイル、木片やガラスの破片などが見つかりました。このほかにも、コンセントの差し込み口やスリッパ、トイレの便器、子ども用の虫眼鏡なども含まれていることもわかりました。

 

県の担当者によりますと、がれきは建物を解体した際に出た廃材とみられていますが、処分する際には一定の費用がかかるということです。このため、費用負担を避けたいと考えた人物が不法投棄した可能性があるとみられています。

県の担当者

処理費用は誰が?

白岡市は見つかったがれきの処理費用として、急きょ予備費から556万円を計上しました。

 

白岡市農政課 細井勝己 課長
「悪質な行為に大変憤りを覚えています。
不審な人物や車両を見かけたら警察や市に通報してほしいです」

不法投棄、罪は?

不法投棄は廃棄物処理法違反にあたります。捨てたのが▼個人の場合、最高で懲役5年、罰金1000万円。▼法人の場合、最高で罰金3億円が科せられます。

現場周辺の田んぼでは田植えに向けた準備が本格化する時期で不安が広がっています。 

不法投棄現場近くで農作業する農家
 

現場近くの田んぼで農作業をしていた73歳の男性
「がれきのせいで、う回しないといけない。これから田んぼ作業が始まる時期なので迷惑です」

 

近くの田んぼで農作業をしていた50代の男性
「解体で出たがれきは処分にお金がかかると思いますが、法律を守って捨ててほしいです。
夜は車や人が通らない場所なので、防犯カメラを付けるなど対策をしないと、また捨てられる 
のではないかと思います。これから田んぼに水を入れるので、早めに撤去してもらい、あり
がたいです」

警察は、廃棄物処理法違反の疑いで、引き続き、がれきの中身を詳しく分析して捜査を進めることにしています。

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