プロ野球は3月29日に開幕し、埼玉西武ライオンズは好調です。
4月2日に所沢のベルーナドームで行われた本拠地での開幕戦は、2-1と西武らしい試合運びで勝利!
つなぐ打撃で勝利に貢献している古賀悠斗選手に話を伺いました。
(さいたま局 アナウンサー 吉田一之)
4月2日のホーム開幕戦は、平日にも関わらず2万7000人余りが訪れました。
球場が開場される前からゲートに並んでいた親子に聞きました。
ことしはだめだなと思っていましたが、十分勢いがあると思って、きょうの開幕戦に応援に来ました。特に投手が素晴らしい印象です。ことしは期待したいです。
去年はだめだったので、打線のつながりを期待したいです。思い切ったプレー(打撃が)必要だと思います。Aクラス入って、日本シリーズに出てほしいです。
埼玉西武は昨シーズン、自慢の投手力はチーム防御率がリーグ2位と力を発揮したものの、ホームラン数と得点数もリーグ最下位、得点力が課題でした。
しかし、ここまではホームランは少ないものの、つなぐ打撃で接戦をものにしています。
そのつなぐ打撃を見せてくれているのが、開幕2戦目でホームランを放ったキャッチャーの古賀悠斗(こが・ゆうと)選手です。
去年は100試合でマスクを被り正捕手に成長。ここまで(4試合)チーム唯一のホームランを打ち、5安打と好調です。
開幕から好調の要因が、キャンプのどんな取り組みが結びついているとかと聞いたところ、まず答えとして帰って来たのは投手のことでした。
古賀悠斗選手
各々の投手が自主トレで何を取り組んで、試合に向けてどんな球種を重点的にやってきたのか毎日よく聞いてやってきました。
新球種を投げる投手や球速がアップした投手もいたので(そんな話を聞いて)その中で自分もレベルアップをしなければいけないので、打撃に時間を費やした結果だと思います。
去年は100試合でマスクをかぶりましたが、これを140試合(試合数は交流戦を含めて143試合)にしていくには何が必要ですか?
140試合出るつもりで去年も臨んだが、身体が資本なのでウエイトトレーニングをやって身体を強くしています。
開幕3連戦の3試合目は先発出場ではなかったけれども、途中からマスクを被りヒットを打っていましたね。出場数を増やすために大切なヒットでしたよね?
そうですね。1打席しか回って来なかったですが、この1打席は(試合出場数を増やすために)大事になると感じて打席に入ってました。前の試合で3本ヒット打っていたので余計に大事に謙虚にという気持ちでした。
古賀選手がそのしぶとさを見せたシーンがありました。きのうの試合では、ノーアウト満塁の先制点のチャンスで打点を上げました。2-1の勝利に貢献しました。
埼玉西武・松井稼頭央監督が、「無死満塁は難しいケース。良く進塁打を打ってくれた」と古賀の集中力を褒めました。
今年はやるぞという気持ちがみんな強いと思うので、リーグ優勝、日本一を目指しているので、ぜひ球場に足を運んで一緒に戦ってほしいと思います。
1打1打にひと試合でも多く、試合に出たい打席に立ちたいという強い思いが、開幕好スタートを切った埼玉西武の原動力になっていると取材を通して感じました。
シーズンは開幕したばかりですが、メジャーリーグのヤンキースから加入した抑えのアブレイユ投手の剛球も見ごたえがありました。
ぜひ、所沢に応援に行きましょう。