漫才の日本一を競うコンテスト「M-1グランプリ」で、初めて決勝に進んだお笑いコンビ「ダンビラムーチョ」。大宮の劇場でも活躍していて、埼玉ゆかりの芸人さんです。
多くのコンビが漫才で勝負する中、あえて歌ネタを選んだ理由や誕生秘話、そして決勝に向けた意気込みなどをたっぷり語ってくれました。
「ひるどき!さいたまーず」 さいたま局 キャスター/齋藤恵梨)
ダンビラムーチョ
大原優一さんと原田フニャオさんのコンビ
2011年にコンビを結成、 独自のスタイルを確立したネタが大人気です。
2022年からは大宮にある吉本興業の劇場のユニット、「オーミヤンズ5」のメンバーとしても活躍。
現在日本一の若手漫才師を決める大会、M-1グランプリに挑戦中で初の決勝進出を決めました。
決勝進出おめでとうございます。
今回1回戦がシードで、2回戦、3回戦、準々決勝、準決勝と勝ち抜いてきたわけですけど、実感としてどうですか?
1回戦は夏から始まって、2回戦がもう10月とかからなんですよね。1回戦は、2か月間くらい開催されていて、 2回戦からバタバタという感じで結構短いイメージあります。
今回参加コンビ数も過去最多ということもあって、1回戦がかなり長かったかもしれないですね。
1回戦でかなり絞るというか。2回戦からは、2週間おきとかですね。
今まで振り返ってみてどうでしたか?
去年の敗者復活戦で僕らのことを知ってくれた人が、結構多かったと思うんですよ。それで予選のお客さんが、何か僕たちのこと知ってくれていて、笑う準備をしてくれているような、ホームの空気感でことしはできた感じがしました。
去年の敗者復活戦は、私も圧倒された記憶があるんですよ。
敗者復活戦は国民投票なので、知名度ない人にとっては厳しいと思って。
コンサートみたいにしてやろうかなと思って。
それで歌ネタだったんですね。生きとし生けるものへ、森山直太朗さんの「歌しりとり」でつないでいく。
3分間歌い続けるネタなんですが、正直敗者復活の2週間前ぐらいから大原がそのネタを異様にライブでかけるようになって。
俺はほかのネタをやるもんだと思っていたんです。
ただ、そのネタをやるかもしれないって言った時に。ほかの芸人がすごいワクワクしてくれて。
みんなに背中を押してもらって、すごい楽しみだからできたっていうのがありますね。
披露するネタは、芸人さんどうしで事前に教えたりするものなんですね。
やっぱり気になりますからね。何をやるのってすごく言われます。
みんなで戦っている感じはあるんですよ。 M-1のファイナリストがたくさん周りにいるので、そういう人の意見はやっぱり説得力がある。オズワルドとかゆにばーすとか、 すごい参考になるのでやっぱりいろんな話を聞いちゃいますよね。
そうですよね。敗退された方にも聞く感じですか?
ゆにばーすとか、今年は割と早めに落ちちゃったんですけど、それでも俺らのことすごい応援してくれたんで。 いいやつすぎるだろって思っちゃいますよね。
一時はライバルだけど、仲間という意識が強いんですね。
誰かがいったらいいみたいな感覚もあるかもしれないですね。不思議というか本当はもちろん悔しいじゃないですか。悔しいけど応援するみたいな何か不思議な関係です。
今回の準決勝も歌ネタで、何かこだわりとかはあるんですか?
こだわりとか別にないですね。 なんか思いつくのが歌ネタが多いと。NSCの時から歌ネタが多かったんで。大原は、歌が好きみたいなところがわりと原点というか。
あとウケるからですね。
しゃべくりができないのでやってないみたいなところもありますね。
関西の人のしゃべくり見るとやっぱ無理だって思っちゃいますね。
歌ネタってどういうふうに作っていくのですか。
まず好きな曲を決めてその曲でふざける。その時にハマっている曲とかあるじゃないですか。なにか鼻歌で歌っちゃうような曲で何かできないかなって。
今年はM-1グランプリ過去最多のエントリー8540組だったということで、そこから今9組に勝ち残ったということですよね 。今勝ち進んでいる8組のほかのコンビを見てどうですか?
一緒に出られてうれしいコンビもいますね。
例えば、くらげは、もうずっとちっちゃいライブに出ていたので感慨深いですね、下積み時代からですから。
渋谷に30人くらい入る真っ暗な劇場があるんですよ。そこに、くらげといっしょに出てその野球クイズをひたすらやるみたいな。30人入るところに数人しかいない…
今回決勝はどういうネタで行こうとかは決まってるんですか。
歌ネタです。 どうなるか分からないですけども、それで予選を勝ち上がったので、それで勝負しようと。
今どういう感じでいくか、鋭意作戦会議中という感じですか。
もう何もしないです。ただやり切るしかないですね。
俺らって考えたりするのが無理なんです。作戦を立てて挑んでる方もいますけれど、そんなものは考えられないので、
とにかくもう体から出るって、もうやるしかないみたいな。楽しくやるだけです。
出番は何番目がいいとかあります。
トップがいいですね。 誰の影響も受けないでやりたいですね。
俺はトップ以外がいいですね。
トップで盛り上げて帰りたい。
確かに。 正直去年の敗者復活もトップで歌って盛り上げて、それではどうぞみたいな感覚。
ことしの決勝もそんぐらいの気持ちの方がいいかもしれないですね。盛り上げて大会スタートみたいな。
決勝で披露するかどうかは不明ですけれど、ネタも披露していただけるということですね。
今からですか。 1発やりましょう。
こちらからラジオで放送したネタを聞くことができます👇
最後にお二人のM-1の目標をお願いします。
本当にとにかく皆さんを楽しませたい、これ以上でもこれ以下でもないです。肩ひじ張らずに皆さん笑ってください。
是非、次回に埼玉お越しいただく祭はM-1のトロフィーを持ってきてください!ということで頑張ってください。