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埼玉県議選 注目ポイントは?担当の藤井記者が解説

  • 2023年04月04日

3月31日に告示された埼玉県議会議員選挙。
政党ごとの勢力はどうなる?注目ポイントは?NHKさいたま放送局のマスコットキャラクター「サイちゃんタマちゃん」が、取材を担当した藤井記者に聞きました。

サイちゃんタマちゃん

藤井記者、よろしくお願いいたします。

藤井記者

よろしくお願いします。

サイちゃん

今回の県議会議員選挙って、どんな選挙なんですか?

藤井記者

その話に入る前に、サイちゃんとタマちゃんに聞きたいんだけど。

タマちゃん

なんでも聞いてー。

藤井記者

県の役割や仕事で知っていることあるかな?

サイちゃん

そう急に言われると、難しいですね。父と母が、僕らが生まれたときに届け出たのは「彩の国サイタマ村の役場」でしたし、僕が通っているのは「市立小学校」ですので、市町村の仕事はなんとなくイメージできるのですが、県はすぐに思いつかないですね。

タマちゃん

私は「埼スタ」!ACLの決勝をめぐって、県の対応が話題になっていたからね。

「県」「県議会」の役割は…

藤井記者

たしかにすぐに思いつかないかもしれないですが、県は、医療や道路の整備など市町村の単位だけでは対応できないことや、これまでのコロナ対策のように、国と市町村の間の連絡・調整といったことをしているんです。
それに、条例や通知などによって方針を定めることで、医療や福祉、それに災害対策などで、県内の市町村の取り組みを促すことができます。

サイちゃん

実は僕たちの生活にいろいろ関わっているんですね。

藤井記者

そして、その県の運営に必要な予算や、県として定める条例などを、県や議員からの提案に基づいて、話し合って決めているのが「県議会」です。今回の選挙はその議員を選ぶ選挙です。
今回、埼玉県では、51の選挙区から93人の県議会議員を選びます。

タマちゃん

なるほどねー。

サイちゃん

藤井記者は、どんなところに注目しているんですか?

今回の県議選 注目点は?

藤井記者

まずはやはり、県議会の勢力図がどのようになるかということです。
議会では、「会派」といって、主に政党が中心となってグループを作るんですが、選挙前の県議会の会派構成はこちらです。
議席はあわせて93、このうち欠員が7あります。
▽自民党が、50議席。
▽前の知事に近い議員で作る「無所属県民会議」が10議席。
▽公明党が9議席。
▽立憲民主党や無所属の議員などで作る「埼玉民主フォーラム」が8議席。
▽共産党が6議席。
▽「無所属改革の会」が1議席。
▽無所属の議員が2議席です。

サイちゃん

選挙前までは、自民党が、過半数を占めていたんですね。

藤井記者

はい。今回、自民党はあわせて59人の候補を擁立しました。
今回の選挙でも、過半数の議席を維持するのかどうかが、注目されます。

タマちゃん

他の党は、何人くらいの候補がいるんですか?

藤井記者

政党別で見ると、
▼公明党が9人、
▼立憲民主党が12人、
▼共産党が9人、
▼政治団体の「無所属」が3人、
▼埼玉県市民ネットワークが2人、
▼日本維新の会が6人、
▼れいわ新選組が1人、
▼諸派が1人、
▼無所属が39人となっています。
どの政党も選挙前の議席を維持できるのか、さらに議席を増やすことができるのかどうかが、ポイントとなります。

16選挙区で「無投票当選」

タマちゃん

そういえば、もう当選が決まった人がいるって聞いたんだけど。

藤井記者

それは「無投票当選」のことだね。今回、51の選挙区のうち、およそ3分の1にあたる16の選挙区で、定員を上回る立候補者がなかったため、あわせて23人が無投票で当選が決まったんです。

タマちゃん

3分の1って結構多くない?

藤井記者

さらにこれを市町村の数で見ると、無投票となった市区町村はさいたま市の3つの区などあわせて31となり、全体の43%に上っています。
西13区と北1区にあたる、あわせて10の市町村では、4回連続で無投票となったほか、さいたま市北区では3回連続で無投票となりました。
専門家からは、投票率の低下などの“選挙離れ”に加えて、県議会議員の役割が有権者にとって見えにくいことが背景の1つにあると指摘する声も上がっています。

藤井記者

実はもう1つ、課題としてあげられていることがあるんだけど、なんだかわかるかな?

サイちゃん

僕は思いつくのがあるんです。「投票率」ですよね。

藤井記者

そのとおり!よくわかったね。

サイちゃん

このあいだ電車に乗ったときに、「なかやまきんに君」の出ているCMを見たんです。それで、投票を呼びかけていたので、そうなのかなと思いました。

藤井記者

こちらが埼玉県議会議員選挙の投票率の推移です。

前回は41道府県議選の中で最低の投票率

藤井記者

次第に下がっていて、前回は35.52%で過去最低となりました。平成23年以降、3回連続で過去最低を更新し続けています。
実は、35.52%という投票率、前回の統一地方選挙で行われた、41の道府県議選でもっとも低かったんです。

タマちゃん

埼玉が最低だったんだ…。
投票する人が減っているのは、どうしてなの?

藤井記者

有権者の政治離れが指摘されています。また県議選の場合、国会議員を選ぶ国政選挙よりも、候補者が多く、1人1人の政策や人柄を知ることが難しいため、関心を持たれにくいともいわれています。

サイちゃん

投票する人が減ると、よくないことはどんなことですか?

藤井記者

埼玉県には、たくさんの課題があります。たとえば、75歳以上のお年寄りが全国で最も速いスピードで増えると見込まれています。また、人口10万人あたりの医師の数が全国で最も少なくなっています。
こうした課題と向き合って、暮らしをよくしていくために、多くの人が投票して、きちんとした議員を選ぶことが大切なんです。

それぞれの候補も、こうした問題を解決するためにさまざまな政策を訴えています。有権者には、候補者の訴えている内容を確認し、ぜひ1票を投じてもらいたいです。
投票は、4月9日です。当日に都合が悪い場合には、「期日前投票」として、前日までに投票を行う制度もあります。

サイちゃん、タマちゃんもぜひ、お父さんやお母さんと一緒に、投票所に足を運んでみてくださいね。

サイちゃんタマちゃん

そうですね!
藤井記者、ありがとうございました!

  • 藤井美沙紀 記者

    藤井美沙紀 記者

    2009年入局。秋田局、国際部などを経て現職。 学生時代は埼玉県内で議員インターンシップの経験も。 選挙は期日前投票派。

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