埼玉県横瀬町にある『あしがくぼの氷柱』。寒さを利用して観光スポットをつくろうと、人の手によってつくられた氷柱です。2月6日、気象予報士の市村紗弥香さんとしゅと犬くんが訪れ、首都圏ネットワークの「おかえり天気」で放送しました。この幻想的な美しさの演出の裏には数々の苦労がありました。中継の準備の様子も含めてご紹介します。
「あしがくぼの氷柱」は埼玉県横瀬町にあり、観光スポットとして始まり、10年目を迎えました。西武秩父線・芦ヶ久保駅から徒歩10分のアクセスで、金曜・土曜・日曜・祝日はライトアップが楽しめます。「おかえり天気」の放送では、特別にライトアップをしていただきました。
幅が約200m、高さ約30mに広がる壮大な氷柱を、46基の照明を使い、10種類ほどの色がさまざまに変化し、幻想的な空間を演出しています。山の斜面を利用して沢の水をまいてつくられた「あしがくぼの氷柱」。ことしは寒波がきてくれたおかげで立派な氷柱ができましたが、横瀬町観光協会の加藤創さんによると、見頃を迎えるまでには苦労もあったといいます。
ホースやスプリンクラーを使って水をまいて氷をつくっていますが、大寒波によりホースの水が凍ったり、スプリンクラーが凍結して何度も交換するなど、日々のメンテナンスが大変でした。
準備のためにスタッフは中継の3時間以上前に現地に到着。中継本番の気温は約3℃で、カメラマンの手もかじかむ寒さでした。そんな寒さを忘れるくらいに市村さんとしゅと犬くんは氷柱に魅了されていました。
しゅと犬くんも「幻想的で違う世界をお散歩しているみたいで楽しかったワン」と大満足でした。
氷柱は見ごろになっていますが、それに加えて秩父地域には旬のいちご狩りや秩父のグルメ、そして温泉など、見どころがたくさんあります。氷柱と合わせて立ち寄っていただき、ぜひ横瀬町を盛り上げてほしいです。
「あしがくぼの氷柱2023」は2月23日まで開催しているということです。今回の中継の様子は「NHKプラス」で2月13日午後7時まで配信中です。ぜひご覧ください。