任期満了にともなう草加市長選挙が10月16日に告示され、現職と新人のあわせて3人が立候補しました。
届け出順に主張をお伝えします。
山川さんは埼玉県議会議員や衆議院議員をへて、今回、市長選挙に初めて立候補しました。
これまでに衆議院議員として、女性の不妊治療の保険適用や人権問題に力を入れてきたとしています。
選挙戦では、『子ども基金』という財源を設立し、子育てしている親に、すぐに支援できるようにしたいなどと訴えています。
山川氏
「草加市で子育てをしたい、子どもを育てたい、そうなってもらえる草加市にしたい。親の経済的な格差が子どもたちの学力の格差につながっている現実があります。これはなんとかしなければなりません。どんな境遇であっても子どもたちの未来は公平に描かれてなければなりません。草加市で子育て、そして教育、全体を支援していくことに力を入れて取り組んでいきたい」
今回2期目を目指す浅井さん。自民党と公明党が推薦しています。草加市議会議員を4期つとめました。
これまでに15歳までの子どもの入院費と通院医療費を無料にし、新田駅前の再開発を行ってきたとしています。
選挙戦では、獨協大学前駅などに保育園の送迎ステーションの設置や出産祝い金の支給などを訴えています。
浅井氏
「埼玉県と連携ができるのは私しかいないと思っています。国も県も草加市も良くなっていく。そのために連携というのは非常に重要です。立ち止まっている時間がありません。コロナ禍で市民生活、市内の企業は大変厳しい状況に追い込まれています。積極的に改革をしていく、積極的に前に進めていく、国と県と連携を図っていく、そのことを実現しなければならない」
福田さんは金属加工業の会社役員やNPO法人の代表理事をへて、今回、市長選挙に2度目の立候補をしました。
これまでNPO法人で、障害児の通所施設を運営してきたとしています。
選挙戦では、市民と一緒に市政を作りたいとして、生活の充実のため、市立病院の機能充実やフリースクールの設置などを訴えています。
福田氏
「私は政党の推薦組織はございません。良識ある市民の皆様が母体でございます。本日より1週間大変厳しい選挙戦を戦って参ります。草加をこれまで牽引をしていただいた高齢の方々から未来の主人公となる子どもたちまで、草加の人々みんなが幸せになる、そんな市政を目指してまいります。どうか市民のみなさんのところに、すてきな草加をつくってまいりましょう」
草加市の人口は25万1000人あまり。東京に接するベッドタウンとして発展してきました。
選挙戦では新型コロナウイルスの影響を受けた地域経済の活性化や人口増加が続く中での子育て政策、福祉の充実などをめぐって、論戦がかわされる見通しです。
草加市長選挙は10月23日に投票が行われ、即日開票されます。