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人口の増加数 さいたま市全国1位 その要因を探る

  • 2022年08月19日

総務省がまとめた2022年1月1日現在の国内に住む日本人の人口。1億2322万人あまりで、13年連続で減少しました。こうした中、全国で最も人口が増えた市町村はさいたま市でした。なぜ人口が増えたのか、理由を取材しました。

(さいたま局記者 粕尾祐介)

さいたま市にある「鉄道博物館」

人口増加数 全国最多のさいたま市

さいたま市は県内の南東に位置し、鉄道博物館やコンサートなどの大規模なイベントが開かれるさいたまスーパーアリーナなどがあります。
今回の総務省の調査で、人口の増加数が全国1位となったさいたま市は去年(R3)1年間で、およそ7600人増えました。
 

さいたま市緑区 埼玉スタジアム周辺

人口が特に増加 緑区

さいたま市のなかでも、特に人口が増えているのは緑区です。埼玉高速鉄道の浦和美園駅を中心に新築の一戸建てが増えています。

この地域には、浦和レッズのホームタウンで日本代表の試合などが行われる埼玉スタジアムを中心とした公園や大型の商業施設があるとともに、大学病院の建設計画も進められています。
こうした自然環境や生活の利便性のよさに加え、都内へのアクセスの良さもあり、ファミリー層を中心に移り住んできています。

住宅の建設が相次ぐ緑区の美園地区

コロナの影響も…

取材をすすめると、この地区で人口が増えているのは、新型コロナウイルスの影響もあるといいます。緑区の不動産業者によりますと、新型コロナウイルスが流行し始めたころからリモートワークをする部屋を確保するため、マンションよりも戸建てを希望する人が増えたということです。
緑区に住んでいる人に話を聞きました。

40代女性

「交通の便が良く、都内までおよそ1時間で通えます。買い物をする場所も自転車で通える範囲内にいくつかあるので便利です」

30代女性

「保育園も新しくできているので子どもを入れやすいです。道も新しく広いため、ベビーカーが使いやすいです。近所に住んでいる人の中にはリモートワークになったので引っ越してきたという人もいました」

人口増の要因は?

新しい戸建てが建ち並ぶ 緑区

人口が増えた要因について、さいたま市は、交通の便が良いため都心に通勤しやすいことや都内と比べ住宅の値段が安いことに加え、新型コロナの影響で、リモートワークが進んだことから都内などから移り住む人たちが増えた可能性があるとしています。

さいたま市役所

子育て環境の整備に力を入れるさいたま市

人口が増える中、さいたま市が力を入れているのは、子育て環境の整備です。
保護者の代わりに保育園や幼稚園に子どもを送迎する「送迎保育ステーション」の設置を進めています。

これは駅の近くに設置し、通勤前の保護者から子どもを預かり、バスで市内の保育園などに送り、夕方、再びステーションに送り届ける仕組みで、保護者は直接行かずに子どもの送り迎えができます。現在、さいたま市では「送迎保育ステーション」を2か所設置しており、来年(R5)4月には、3か所目を設置予定です。

取材後記

再開発が進むJR浦和駅西口

さいたま市内では今も、JR浦和駅西口やJR大宮駅西口で再開発が進められています。街の姿が変わる中、どのようにさいたま市としての魅力を高めていくことができるか、今後も注目していきたいと思います。
 

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