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古墳と古代米カレーで町おこし 行田市

  • 2022年06月22日

5世紀後半から7世紀中頃にかけて築かれ埼玉県の県名の由来となっている埼玉(さきたま)古墳群。地元の行田市では、前方後円墳の形に古代米を盛り付けたカレーを「行田古代米カレー」と名付けてPRしています。いったいどんなカレーなのでしょうか。さきたま古墳・行田古代米カレーの会の会長の田中利幸さんに保坂友美子キャスターが伺いました。

行田古代米カレーとはどんなものなのか教えてください。

特徴は3つあります。 1番目が前方後円墳の形をした古代米のごはんを使うこと。2番目が行田市の地産地消の食材を必ず一品以上使うこと。3番目がそれぞれのお店の自慢のカレーで提供すること。この3つが行田古代米カレーの定義です。

地産地消の食材にはどんなものがありますか。

一番多く使われているのが行田在来の青大豆です。地元の野菜や自分の家で栽培したハーブを使っているお店もあります。

行田のご当地グルメを使っているお店もあるんですよね。

行田のご当地グルメと言うとおからを使ったコロッケのゼリーフライが有名ですが、古代米カレーとゼリーフライをセットで提供しているお店もあります。

お店自慢のカレーと言うと、どんなものがあるんですか。

鯖缶を使ったカレーやビーフやチキンを使った王道のカレー、北海道仕込みのスープカレーやフレンチのシェフがフォンドボーの出汁を使ってつくったカレーなど、いろいろなカレーを楽しむことができます。

まずはとりあえずひとつのお店で楽しんでいただいて、行田市に来るたびに一つひとつ全店舗を制覇していただければなと思っています。

前方後円墳型の古代米ということで見た目も楽しめると思うんですが、行田古代米にはどんな特徴がありますか。

ミネラル分がたっぷりで本当にカレーにあいます。少し紫がかった黒っぽい色でとてもおしゃれです。普通の白米にもち米の古代米が入っていますので、モチモチした食感を楽しめます。

古代米カレーを提供するお店を掲載したマップもつくっていて、ことし3月、6年ぶりにリニューアルされたそうですね。

マップには地元のレストランやカフェ、ホテル、大学の食堂など14のお店が掲載されています。今回のリニューアルで新しく3つのお店が仲間入りしました。東京の恵比寿でも地元出身のシェフが行田古代米カレーを提供しています。

マップをリニューアルしたのはなぜですか。

地元のさきたま古墳群が一昨年、国指定の特別史跡に指定されたので、ぜひ、このことを多くの方に知ってもらいたいと思ってリニューアルしました。また、今までマップに掲載していた店の方がリタイアされるケースも出てきましたし、コロナで飲食店の営業が大変厳しくなっているので、なんとか応援したいという気持ちもありました。

今後、どのように行田古代米カレーを盛り上げていきたいですか。

より多くの皆さんに楽しんでもらうために、スタンプラリーやクーポン券を出したり、あるいは、行田古代米カレーの商品やグッズをつくったりするなどさまざまなアイデアが出ていますので、7月から徐々に実行していきたいと考えています。

キャスターからひと言

行田古代米カレーの食べ歩きマップは、市役所や観光案内所、それに、商工センターの1階にある観光物産館の「ぶらっと♪ぎょうだ」などで、無料で配布されているということです。見た目も味も楽しめるので、私もぜひ、食べてみたいと思いました。

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