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地域の隠れた魅力を大学生が発信 埼玉県新座市

  • 2022年03月16日

埼玉県新座市にある立教大学観光学部の学生が、埼玉県の魅力をみずから取材して発信する“まち歩きマップ”プロジェクトに取り組んでいます。先月には川越市の魅力を発信する冊子が完成しました。制作にあたった4年生の十時葵さんに猪崎那紗キャスターがうかがいました。

この冊子、「ぶらって川越」と言うんですよね。どんなものなのか教えてください。 

この冊子は、立教大学観光学部が武蔵野銀行と行っている産学連携プロジェクトになっていて、埼玉県内の地域の魅力を取り上げる観光冊子のシリーズになっています。従来の観光から一歩深めた体験を提案する“まち歩きマップ”になっていまして、都市計画や観光まちづくりを専門としている西川ゼミのメンバー11人で取り組んでいます。 

これまでいろいろな地域を取り上げてきたということなんですね。

前回は秩父市、前々回は小鹿野町だったのですが、今回はちょうど川越市が市制100周年ということで、川越市の冊子をつくることになりました。 

今回、取材で見つけた川越の良さってどんなところですか。

川越はまち歩きなどで何度も訪問しているんですが、訪ねるたびに新しい発見がある町になっていて、なかでも、地元に住んでいる方々の温かさであるとか、情熱がとても魅力的だなと感じています。

具体的にはどんなものがありましたか。

川越と言えば、歴史的な町並みが残る一番街商店街でまち歩きをしたり、食事を楽しんだりすることを思い浮かべる方も多いと思うんですが、メイン通りを一歩外れただけで、地元の人が集まるお店や、いつもとは違った少し落ち着いた雰囲気を楽しめる場所を発見することができました。

今回はコロナ禍での取材でしたけれども、大変だったことはありましたか。

なかなか自分たちが訪問したいタイミングで訪問できなかったりとか、取材も対面ではなくオンラインや電話でしたりすることもありました。やはり、対面ではないなかで、自分たちの冊子に対する思いや伝えたいことを、どのように相手にうまく伝えるのかという点が難しいと感じました。

地元の人たちの思いを冊子に落とし込むのは大変でしたか。

皆さん、地元への思いを熱く語ってくれたので、こうした思いを一つも逃したくないと思いながらも、冊子には文字数の制限もあるので、どれだけうまくまとめるのかという点が難しかったです。

最後に、この冊子を見た人にどんなことを感じてほしいですか。

冊子を実際に手に取っていただいて、川越の蔵造りの町並みやさつまいもなどの食べ物の魅力だけでなく、ほかにもたくさん魅力あるということを知ってもらって、川越にぜひ、行きたいと思っていただけるとうれしいです。 

キャスターからひと言

立教大学観光学部の“まち歩きマップ”プロジェクトは、これまで幸手市や羽生市など9つの地域をテーマに制作されています。「ぶらって川越」は武蔵野銀行の各支店や市役所や市内の観光案内書で配布されているということです。皆さん、近くにお立ち寄りの際には、ぜひ、手に取ってみてはいかがでしょうか。

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