子どもたちに遊びながら地域のことを知ってほしい。高校生が、飯能市と日高市の名所やご当地グルメを紹介するオリジナルのすごろくを作り学童クラブの子どもたちにプレゼントしました。
(さいたま放送局 所沢支局 高本純一)
「みんなでおさんぽすごろく」という名前のこちらのすごろく。
飯能市と隣の日高市の地図に、40あまりのますが並べられていて、飯能市と日高市の名所などを巡ります。遠足やハイキングで人気の天覧山や日和田山、多くの人が憩う飯能河原、味噌付けまんじゅうに高麗鍋。
500万本の彼岸花が咲き誇る巾着田にたどりついたら、さらに1ます進むこともできます。
このすごろくは、飯能市の青年会議所の呼びかけで、市内の県立飯能高校と自由の森学園高校、大川学園高校の生徒が企画しました。
子どもたちに遊びながら地域のことを知ってほしいという願いを込めて、地域の情報にこだわりました。また、すごろくの盤やさいころ、こまは地域特産の西川材を使うことにしました。
12月21日、4人のメンバーが集まりました。4人は、ますを進む人型のこまに顔を描いたり、さいころに数字を書いたりして仕上げました。
飯能高校2年生 山本美寿澄さん
「子どもたちにわかりやすく遊びやすいものをと思って作ったので、みんなで楽しくすごろくを囲んで遊びたいと思います」
クリスマスの前の12月23日、飯能市の学童クラブで贈呈式が行われ、生徒たちはサンタクロースの衣装を着て、すごろくをプレゼントしました。
このあと、子どもたちと一緒にすごろくを囲んで楽しみました。子どもたちは夢中になってさいころを振ったり、こまを進めたりしていました。
小学2年生の女子児童
「お姉さんたちと一緒にすごろくができて楽しかったです」
小学3年生の男子児童
「飯能や日高のことを知ることができてとても楽しかったです。すごろくを作ってくれて、とてもありがたいです」
山本美寿澄さん
「子どもたちが、こんなにも楽しそうに遊んでくれるとは思っていなかったので、頑張って作ってよかったなと思いました。こうして子どもたちの笑顔をいっぱい見ることができて、いいクリスマスプレゼントになりました」
このすごろくは50セット作られ、飯能市と日高市の学童クラブや児童センターなどにプレゼントされるということです。