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漫画家を目指した埼玉県警の警察官が特技を生かし防犯チラシ

  • 2021年07月15日

こちらの漫画は、埼玉県警の秩父警察署が子ども向けに配った防犯チラシです。漫画を描いたのは、かつて漫画家を目指したという現役の警察官。そこには、あるこだわりがありました。

(さいたま放送局 秩父報道室/目﨑和正)

漫画の防犯チラシ

7月中旬、埼玉県秩父市の中学校で、警察官が生徒たちに防犯用のチラシを配りました。

中身は、子どもたちが親しみやすく、分かりやすいようにと、漫画仕立てにしました。A4サイズの紙の表と裏に1話ずつ掲載されています。

表面

表面のタイトルは、「夏休みだからって顔も知らない人に会いに行くと・・・」。
SNSで安易に相手と会う約束をしてしまうと、嫌な思いをしたり思わぬ犯罪に巻き込まれたりすることがあると注意を呼びかけています。

 

裏面

裏面のタイトルは、「夏休みだからって夜遅くまで遊んでいると・・・」。
暗くなっても家に帰らないと、恐喝などの怖い思いをするという内容です。

漫画を描いたのは現役の警察官

この漫画を描いたのは、生徒たちにチラシを手渡している警察官の清水元英巡査長です。

自分が描いた漫画のチラシを配る清水巡査長

清水巡査長は、埼玉県警の秩父警察署の長瀞交番で勤務しています。
警察官になる前は漫画家を目指していたといいます。

漫画家を目指していた頃

6年ほど漫画家のアシスタントをしていて、作品を発表したこともあります。

過去の作品

祖父も父親も警察官だったことや、漫画のヒーローのように人の役に立ちたいという思いから警察官になりましたが、漫画の特技は、去年、秩父警察署に赴任した上司に見いだされました。
今では、警察署内で「画伯」と呼ばれているそうです。

自分の特技生かせるなら

ことし4月には、新型コロナに便乗して現金をだまし取る手口の詐欺に注意を呼びかけるチラシを作成しました。

詐欺に注意を呼びかけるチラシ

そして、今回、子どもたちが夏休み中に犯罪に巻き込まれないよう、防犯チラシを作ることになったのです。
清水巡査長には、こだわりがあります。それは、すべて手書きということです。

清水巡査長
「手書きの絵が伝える力の大きさというのを信じていますので」

生徒たちの評判も上々です。

「すごくわかりやすいし、ストーリーや漫画の中の悪者の目が怖いです」

秩父警察署は、このチラシを管内の全ての小中学校に配ることにしています。
清水巡査長に、抱負を聞きました。

「今、警察署のさまざまな部署と協力しながら次の作品も考えている最中です。自分の特技で少しでも地域の人の安心・安全の役に立てると思うとうれしいです」

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