調味料の黄金比率をしっかり守ることで、時間が無くても煮魚料理が失敗なく作れます。
1.さんまは頭を切り落とし、内臓をとって流水で洗う。骨ごと4~5センチの筒切りにする。
魚ののど元から下腹部にかけて切り込みを入れると、内臓がとりだしやすい。
2.フライパンに煮汁の材料を入れて、煮立てる。水は魚の半分より少し上にくるぐらい、ひたひたの量を入れる。
煮汁の材料は、魚1尾に対し、「さ(とう)、み(りん)、し(ょうゆ)、さ(け)同量・水ひたひた」と覚えるとよい。鍋の大きさは、魚がちょうどおさまるぐらいにすると、煮汁が魚にしみ込みやすくなる。
3.(2)にしょうがの薄切りをたっぷりと入れ、煮立ってきたら、いったん弱火に。ここにさんまを加えたら、強火にする。
しょうがは、魚の臭みを消す効果がある。
4.ペーパータオルの中央部を少し破り、おとしぶた代わりにのせる。
ペーパータオルを使うと、魚の上側にも煮汁がまわり、味が浸透する。
5.鍋にふたをしたら弱火にして、15~20分間ほど煮る。
しっかりと味がついた煮魚が好みの場合は、20分~25分間ほど煮る。
6.ペーパータオルを取り除いたら強火にして、残った煮汁を魚の上からかけて、照りを出してできあがり。お好みで、豆腐やごぼうなどと一緒に煮るのもおすすめ。