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広がるプログラミング 熱中するシニア世代 8月30日

来年度から、小学校でコンピュータを使った「プログラミング教育」が必修化されます。いま、子どもたちだけでなく、シニア世代の中にもプログラミングを学びたいという人が増えています。

 

シニア世代を対象に、月に一度開かれているプログラミングの勉強会です。この日の参加者は15人。アプリの制作を通して、プログラミングの基礎を学びます。

参加者「右に向いただけか」

講師「プログラムって書いていないことやってくれないので」

 

67歳の女性が作っていたのは、10か国語を学ぶことができるアプリ。

 

こちらの男性は、声と連動して、文字やキャラクターの表情が変化するというプログラミングに挑戦。

「みんなでこういうことをやったら、人生100歳時代、いろいろ楽しいことがあるんじゃないの」と話します。

 

勉強会を主催するシニアプログラミングネットワークの代表、小泉勝志郎さんは「盆栽とかと同じ、『盆栽・俳句・プログラミング』ぐらいの。高齢者の趣味になってもらいたい」と話しています。

 

鈴木富司さん、84歳です。これまでに7つのアプリを作りました。

「『今日は、渋谷に来ています、NHKのインタビューを受けてます』きれいに入ってるでしょ」

 

音声を文字に変換するアプリです。指を使わなくてもスマホの操作がしやすいように考えました。

 

7年前、新聞で携帯アプリを自分で作ることができると知り、その面白さにのめり込んだ鈴木さん。

今作っているのは、電車やバスの乗り換えに使えるアプリです。駅やバス停で撮影した時刻表を分かりやすく見せてくれる仕組みを作りたいと考えています。

 

鈴木さんがいつも参考にするのが、87歳のお兄さんの意見です。

兄「写真で撮ったのがそのままアプリに表示されるようになると便利だけど」

9月中の完成を目指しています。

 

「日本中の街で、シニアプログラミングの会が開かれて、じいちゃんばあちゃんがパソコンに向かってアプリを作る。これです!」と鈴木さんは話します。

 

プログラミングを始めたことで、思わぬ交流が生まれている人も。77歳の能明彦さんです。初心者でも簡単にゲームが作れることに魅力を感じています。

2年前に始め、これまでに作ったゲームは60種類。インターネット上で公開してきました。楽しみにしているのが、子どもたちを中心としたユーザーから寄せられるコメントです。

 

“一人で笑ってる人にどん引き”

“楽しさ、すごさを考えるきっかけになりました。ありがとうございます!”

 

この日、能さんは新たな取り組みを始めました。地元のシニア世代に向けて、おもしろさを知ってもらうための体験会を開くことにしたのです。

「ほら、言うとおり動いたでしょ」と参加者にアドバイスする能さん。

能さんは「世代を超えてコミュニケーションができる。いろんな人と交流、理解しあうというところは非常に魅力があると思います」と話していました。

 

プログラミングが教えてくれる新しい世界。シニア世代を魅了しています。

 

都内で開かれている勉強会は年々シニア世代の参加者が増え、主催者は今週新たに大阪でも会を始めるなど、広がりを見せています。

問い合わせ先

◇紹介した「シニア向けプログラミング勉強会」について
 名称:「もくもく会」
 主催:シニアプログラミングネットワーク
 代表:小泉勝志郎さん
 E-mail:koizoom1@gmail.com