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目指せ 日本一の暑さ “対策” ~埼玉 熊谷~ 6月17日

9月に開幕する『ラグビーワールドカップ』で試合会場となる 埼玉県熊谷市。去年、観測史上、国内で最も高い気温の41度1分を観測したこともあり、暑さへの対策が課題となっています。 “日本一の暑さ対策” を目指して取り組む現場を取材しました。

 

“暑い街” として知られる熊谷市。先月(5月)には猛暑日を観測しました。

夏の名物、百貨店前の『巨大温度表示板』は・・・ラグビーボールをあしらった針が、35度を超えていました。

 

この暑さに対処しようと熊谷市は『暑さ対策プロジェクトチーム』を9年前に結成。

部署の垣根を超えた11人のメンバーで構成され、日本一の暑さ対策を目指し、数々の事業を進めてきました。ことしも、さまざまな対策を実行しています。

 

暑さ対策プロジェクトの小田嶋 俊さんは「日本一の暑さ対策事業をやっていると、プライドをもって取り組んでいる」といいます。

 

今年、規模を拡大させた駅前のミストは はやくもフル稼働。

深夜には、涼しさを演出する夏バージョンの『階段アート』の突貫作業が行われました。市内に住む女性の作品で、青いアサガオが涼しさをさそいます。

さらに、小学生の作品は・・・

涼しさで思い浮かんだのは水中ラグビー。準備を本人が見に来ました。

『うわ~~!くっついて取れない!』

『ペタペタってシールになっているの』

仕上がったばかりの階段を、いちばん最初に登ります。

 

翌日・・・

階段を見た人たちからは「すてきな絵ですね。ここらへん暑いですから、涼しさを感じなくちゃね」 「涼しくなりますね」という声が聞かれました。

 

ことしはラグビー観戦で大勢の人が訪れることなどから、熱中症対策として市内の22か所の休憩所に、AEDや冷却剤を置いています。

 

一方、地元の子どもたちへの暑さ対策も欠かせません。

『熊谷市から、みんなにプレゼントが届いています』

『クールスカーフ』。毎年、新1年生に贈っています。水にぬらして、しぼって首に巻くだけです。

「超気持ちいい!」 「気持ちよくて冷た~い」と子どもたち。

 

また、中学校でも新たな対策をスタートさせました。

今年はじめて暑さ指数がすぐに分かる装置を、市内すべての中学校に配布しました。毎日きめ細かく確認し、外での活動を中止するかどうかを判断します。

 

市内の公園で、さらなる取り組みも動き出しました。

暑さ対策プロジェクトチームのメンバー、森田 淳さんは、公園緑地課に所属していて、すべり台やブランコが “強い日ざしでさわれなくなるほど熱くなってしまう” ことを心配してきました。

『43.9度。さわれるのですが・・・20秒くらいが限界ですね』

森田さんは、遊具の表面温度が上がりにくい特殊な塗料を塗ることを提案しています。

「私にも娘がいて、子どもたちは未来の宝ですので、健康で強くなってもらいたい。そういう思いで事業を進めていく」と話していました。

 

日本一の暑さ対策をめざす熊谷市。効果が試される夏本番はこれからです。

問い合わせ先

◇暑さ対策の取り組みの窓口
 「熊谷市役所」
 電話:048-524-1111(代表)
 (内線:369「政策調査課」)
 受付時間:(月)~(金)8:30~17:15